2008-01-01から1年間の記事一覧

白馬岳の花達(3)

今回は、三国境から白馬岳山頂・旭岳の花及び翌日霧雨の下山路(白馬大池まで)に咲いていた花を紹介。残念ながら岩弁慶、岩爪草、高嶺爪草、四葉塩釜、白山千鳥、岩鏡、深山苧環は、風に揺れていて撮影に失敗したり、良い株を探しているうちにシャッターチ…

白馬岳の花達(2)

その2は小蓮華山から三国境までの乾いた稜線上の植物です。他の山では見られないウルップ草が至る所、無造作に在るのには驚いた。深山東菊は集団で株をなして咲いていたが、小さな岩、というより石ころの下に1輪だけチョコッと咲くのもあり中々可憐であっ…

白馬岳の花達(1)

7月19~20日、蓮華温泉から白馬岳を往復した。往路は晴れ、復路は霧雨後晴れ。この間、樹林帯で20種、高山帯で31種の花を確認した。これらの花を4回に分けて載せることとする。オープニングの、その1は高山帯の白馬大池周辺の花から始めたい。 ム…

白馬岳に花を求めて(3完)

(続き)第1日目の宿、白馬山荘に到着したのは1425。1500人収容の日本一大きな小屋だが、今日の基準は1畳に3人と聞いてがっくり。手続きに手間取ったが部屋が決まった後、食事前、独りで目の前に聳える旭岳を往復。踏み跡しかないため、雪渓・ガレ・岩を…

白馬岳に花を求めて(2)

(続き)残雪とお花畑の白馬大池を出発したのは10時過ぎ。ここからは白砂青松の尾根道。這松の通路を出た砂礫の広場に駒草や千島桔梗が現れた。単調で緩い登りだが結構長い。小蓮華山山頂は信州側の崩壊の為、立ち入り禁止となっていた。その信州側は雲が舞い…

白馬岳に花を求めて(1)

●場 所:北ア・白馬岳 ●時 期:平成20年7月19日(土)~20日(日) ●同行者:山ノ神 ●時 程: 【19日】蓮華温泉0605、白馬大池0925-1010、小蓮華山1200、 白馬岳1405-1410、白馬山荘1425、旭岳往復1500-1610 【20日】白馬山荘0555、白馬岳0610、小蓮華…

盂蘭盆の風景

7月13~16日はお盆。親父の3回忌にあたる今年の盆は、13日朝から墓参り・墓掃除。午前中は檀家寺の僧侶による盆供養。夕方の迎え火による御先祖様をお迎えで始まった。迎え火は茄子と胡瓜で作った牛と馬を侍らせ、黍柄を焚いて我が家の位置を知らせ…

奥武蔵・東吾野の岩場

7月5日(土)、ゴールデンウイークの小川山以来初の外岩登りに出かけた。例によって飯能集合。前日飯能地区は雨が激しかったため、石灰岩は良くないということで、小生初見参の東吾野となった。到着すると先行車は2台であったが数組が岩場にすだれをかけていた。荷…

櫛形山

●場 所:櫛形山 ●時 期:平成20年7月1日(火) ●同行者:山ノ神 ●時 程:池の茶屋登山口0930、櫛形山頂1005、裸山1035-1105、あやめ平1125-1140 櫛形山頂1240-1245、池の茶屋登山口1315 菖蒲(文目)で有名な櫛形山(南アルプス市)に出かけた。当初週末に…

西丹沢・桧洞丸

●場 所:西丹沢・桧洞丸 ●日 時:平成20年6月28日(土) ●同行者:山ノ神 ●時 程:西丹沢自然教室 0900、桧洞山頂 1210-1230、犬越路 1425-1455、 西丹沢自然教室 1620 梅雨の間の晴れ間を狙って丹沢へ出かけた。最近は蛭が多いので敬遠されがちと聞いて…

上高地、明神岳の花

6月14日~15日(土・日)明神岳に登った際、咲いていた花を紹介する。明神館に行く途中、二輪草が沢山あったが、良い株を探すうちにシャッターチャンス喪失。紫の花は、羅生門カズラと思うが??。早朝のガレ場では白花エンレイ草、立壷菫、峰桜があったが、…

明神岳・東稜(3)縦走・下山

(続き)明神岳主峰での滞在は10分間、1140に下山開始。前穂との最低鞍部(北)に向かうと思いきや反対側の南へ下って行く。曲?箸琉班瑤納舂能珍?魁璽垢吠儿垢靴燭海箸鯲参髻曲?悗廊卦蘢?戮隆箴譟ホールドもスタンスも確りしておりフリーソロでも行けそうだ…

明神岳・東稜(2)主峰に登頂

(続き)第2日目の6月15日(日)、今日は標高差1400mの登り下りだ。0300、起床。窓の外は満天の星空。天気は良さそうだ。朝食は前日頼んでおいた弁当。腹は減っていないが、部屋で自分の体内に詰め替える。ここ明神館は旅館であるため、他の客に迷惑が掛か…

明神岳・東稜(1)アプローチ

●場 所:北アルプス穂高連峰・明神岳 ●時 期:平成20年6月14日(土)~15日(日) ●同行者:K氏、中村さん、加藤さん ●時 程: 【第1日】上高地バス停1455、明神館1545 【第2日】明神館0400、瓢箪池0720-0740、中間峰1020、明神主峰1130-1140、 絞…

奥日光・白根山

●場 所:奥日光・白根山 ●時 期:平成20年6月7日(土) ●同行者:山ノ神 ●時 程:ゴンドラ山頂駅0840、白根山頂1040-1130、弥陀ケ池1215-1235、六地蔵1350、 ゴンドラ山頂駅1410 梅雨入り宣言が出された後であるが午前中は持ちそうな7日(土)、山ノ神がまだ登…

奥秩父・国師岳

●場 所:奥秩父・国師岳 ●時 期:平成20年6月1日(日) ●同行者:山ノ神 ●時 程:駐車場所1105、大弛峠1115、国師岳1205-1235、北奥千丈岳1250-1305、 大弛峠1335-1400、駐車場所1410 国師岳には、前日の5月31日(土)に行く予定であったが雨で中止。御近…

小川山・飯能Gp春合宿

平成20年度・飯能勝手に登るGpの春合宿?は、5月3~5日、新装成ったT山荘をアジトに華々しく挙行されたのであった(虚構ではない、念のため)。参加者はオーナーのI師範(品行方正のためか、今回は奥様の監督付)の他、Y先達・S名人・Kプロの4人…

足尾・皇海山

●場 所:足尾山地・皇海山 ●時 期:平成20年5月23日(金) ●同行者:山ノ神 ●時 程:不動沢登山口0845、不動沢コル1030-1050、皇海山頂上1135-1200、 不動沢コル1240-1250、不動沢登山口1420 先週の袈裟丸山に続き、今回も足尾山地。皇海山を訪れた。自宅を0…

足尾・袈裟丸山

●場 所:足尾山地・袈裟丸山 ●時 期:平成20年5月17日(土) ●同行者:山ノ神 ●時 程:駐車場所0750、賽ノ河原0850、袈裟丸山頂1050‐1125、駐車場所1340 足尾山地の袈裟丸山は赤八潮躑躅が綺麗な所。以前、独りで来たのは5月10日頃。山ノ神にも見せたいと思…

札幌近郊の山

【第14】お晩でした。『北海道の思い出』も、そろそろ写真が無くなり、緩くないので、この辺で中締めとします。最後は札幌近郊の山。と言っても偶々写真をパソコンに取り込めた山と言うことで、偏っているけど、まーいんでねーの。帯広時代や過去2回の札幌…

ニセイカウシュペと富良野岳原始ケ原

【第13】北海道の山の代表といえば大雪山。しかし3回目の札幌在住間、大雪山系は殆ど立ち入らなかった。例外は11月・シルバーウイーク恒例の上ホロカメトク山、雪上訓練(3回)と2月の層雲峡銀河の滝アイスクライミング体験。その他がここに上げたニセイカウシュペと原始ケ…

北海道の花

北海道の思い出と題して昔の山写真を第1~第12に分けて載せましたが、特定の山に纏まらない花写真を北海道の花として載せます。接写機能がないジデカメ(時代遅れのでかいだけのカメラ)で花に近づけて写した写真は皆ピンボケ。見難いと思いますが御容赦を…

小樽・赤岩

【第12】北海道へ転勤する直前に九州・宮崎の岩場、比叡山1峰(ナックルスラブ)、雌鉾岳スラブ(大長征ルート?)に登った。(佐賀のラッパことIさん、熊本のGさん、御大Mさんの強力サポートを受け、引っ張り上げて頂いた)。これは単なる体験クライムで終わる筈であ…

芦別岳・ユーフレ沢

【第11】芦別岳には帯広時代に2回登っていたが、ユーフレ沢から登ったのはこの時が初めて。平成13年6月16日(土)午後、札幌を出発。夜はテントの中でジンギスカンパーティー。翌17日(日)早朝、旧道登山口まで車で行き、ここでユーフレ組と旧道組に分かれ…

北ア・焼岳

●場 所: 北ア・焼岳 ●時 期: 平成20年5月3日 ●同行者: DAWVOB会、Fさん、Kさん ●時 程: 中ノ湯 0805、焼岳山頂 1200-1220、中ノ湯 1430 GW登山3日目は、焼岳。焼岳へは中ノ湯から入った。宿の御主人の御配慮で朝食を早めにしてもらい、予定通…

北ア・蝶ケ岳(2)

(続き)2日朝は、0500起床。0530からの朝食時、外は深い霧の中。早めに下山し温泉に浸かるべーとアイゼンを装着していると、一瞬にして空が晴れ、槍から穂高の白い峰が忽然と現れた。感激である。一時の幸運かとカメラに収める。松本方面からは雲が次々にや…

北ア・蝶ケ岳(1)

●場 所:北ア・蝶ケ岳 ●時 期:平成20年5月1~2日 ●同行者:NDAWVOB、F氏及びK氏 ●時 程:【1日】上高地0910、徳沢1035-1055、蝶ケ岳ヒュッテ1605 【2日】ヒュッテ0640、蝶槍0940、横尾1020-1050、上高地1420 今年の、GW登山は北ア・蝶ケ岳と焼岳。東と南…

上州・鼻曲山

●場 所:上州・鼻曲山 ●日 時:平成20年4月28日(月) ●同行者:山ノ神 ●時 程:霧積温泉0830、鼻曲山頂1035-1120、霧積温泉1245 大型連休前段は天候に恵まれず、奥多摩湖ドライブとインドアクライムで土日を過ごし、やや欲求不満であったが、飛び石連休中日…

日高北部の山

【第10】約2年半の札幌在住間、前衛の好展望台・ピセナイ山から始まり、日高には13回出かけた。今回写真を載せた山以外では十勝幌尻、ペケレベツに登ったが、どの山も大自然の状態が今でも保たれ、人を寄せ付けない厳しさと魅力を蓄えていた。もう少し深…

日高・アポイ岳

【第9】アポイ岳を訪れたのは平成13年5月13日。目当てはアポイ岳独特の高山植物、特に日高草だ。1週間前に訪れたという山岳会のSさん御夫妻は終に見ることが出来なかったとのこと。希望と不安で札幌を出たのが0525。0900歩き始め、山頂着1145。途中様々…