芦別岳・ユーフレ沢

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【第11】芦別岳には帯広時代に2回登っていたが、ユーフレ沢から登ったのはこの時が初めて。平成13年6月16日(土)午後、札幌を出発。夜はテントの中でジンギスカンパーティー。翌17日(日)早朝、旧道登山口まで車で行き、ここでユーフレ組と旧道組に分かれる。時間経過は 以下のとおり。旧道登山口 0515、ユーフレ小屋 0630、1稜取付 0900、山頂 1215-1245、新道登山口 1445。ユーフレ沢は地獄谷とも呼ばれ、両側からの落石、雪崩により時として恐ろしい所と聞いていたが、興味は深々。ユーフレ雪渓は小屋を出たところから始まった。直ぐに谷が狭まり喉のような所がある。ここの雪が溶けた場合、右手の岩塔を登り、懸垂下降をする必要があるのだが、今回はかろうじて幅3m位のスノーブリッジが残っていた。ロープを付けて、慎重に渡りクリアー。後は、次第に傾斜がきつくなる雪渓を黙々と登ったが、芦別岳山頂が正面に見え勇気付けてくれる。ただし、気温の上昇と共に両サイドの岩場から小さな落石が来るようになり、頂上へ直接突き抜ける1稜取り付き点で決心変更。沢を離れ、1稜を登ることとなった。6人中1稜経験者は3人。標高差400m、傾斜60度はあろうかという岩稜である。暫くは潅木の木登りをしながら、その上は凄い高度感を味わいながら必死で登ること3時間、山頂へ到達した。途中、チョウノスケ草の群落等もあったが、ザックからカメラを出す余裕もなかった。山頂では食事をして、最後尾到着を待った後5分程で出発。写真を撮る余裕が出たのは山頂下の雲峰山に到着したからであった。下に着くと旧道を行った年寄りGpは3時間以上前にとっくに下山し、テントの中で待ちくたびれていた。この後、テント撤収、旧道登山口の車回収をし、ラベンダーの湯に浸かり、札幌へ帰った。色々とトラブルもあったが無事帰ったことが何よりの山行であった。