令和元年夏の村生活

令和元年夏の村生活は、長引いた梅雨と直前の常念岳登山で、短時間の滞在となった。5月連休の小屋開きの後、例年であれば我々が夏の一番乗りで出かけていたが、今回は妹夫婦が先行、すっきり露払い、古くなった炊飯器の買い替えまでしてもらった。小屋周辺の天候は概ね晴ベースであったが、午後からは雷雲が発生。
初日と2日目は短時間ではあるが雷雨に見舞われ、大雨警報まで発令された。
朝の気温は、18~20℃、茅野市街では34℃越えの日中も、小屋周辺では25℃前後の快適空間で、持参した本4冊を完読した。

3日目の山歩きについては以下を御参照。

すっかり綺麗に刈り払われた取り付け道。今までは笹薮の踏み跡でしたが、今回は立派な登山道になっていました。
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カップ炊きの新炊飯器、今までより小型ですが、安心して炊飯が出来ます。
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ベランダを覆う枝。今回は手を出せませんでした。(次回の仕事)
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伸び放題の枝の隙間から八ヶ岳を眺める。(4日目朝)
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ベランダにやって来たヤマガラ。床板に苔が生え、一部腐っている為、要注意。
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十数回訪れたヤマガラ。2羽が交互に来たようだが、他の鳥は来なかった。
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5日目の帰京前、霧が晴れて山が見えたが、再び霧に覆われた。次は月末・・・か。
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蓼科山、大河原峠コース

酷暑の東京を脱出して涼しい信州へ5日間避難。その中日に蓼科山へ出かけた。コースは大河原峠(2092m)からの往復コース。直前に登った常念岳の疲れが残っていた小生と、余り山歩きをしたくなかった山ノ神の相互忖度の結果である。登山口まで40分程度、昼過ぎには帰れそうなので行動食程度を持参し、下山後蕎麦屋に立ち寄り昼飯程度のお気軽な裏山登山の気分であった。
●場  所:蓼科山 2530m
●時  期:令和元年8月5日(月)
●同行者:山ノ神
●時  程:大河原峠Ⓟ 0905、佐久市最高点 1005、将軍平 1025-35、
     蓼科山頂 1125-1205、将軍平 1255-1305、大河原峠Ⓟ 1410、

朝6時の気温は18℃、天気快晴、絶好の登山日和である。然し登山用の衣類が無い。(自宅に忘れて来たらしい)それでも7時に家を出ようとすると、眩暈がし、出発を若干延期。気分が良くなったので再出発すると今度は山ノ神が忘れ物。いやはや最初からケチがついてしまい、登山口到着は9時になってしまった。

大河原峠から尾根伝いに蓼科山へ出発。
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笹原の中をゆっくりと登る。子供たちが未だ小学生のころ一緒に登った路だ。
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石がゴロゴロして思っていたより登り辛い。
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倒木帯から蓼科山頂が見えたが、思っていたより遠い。
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小さな湿地を木道で通過。将軍平は間もなくだった。
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将軍平からは急な登りが続く。
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振り返ると、真下に将軍平、右奥に双子山が見える。峠は双子山左端辺り。
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山頂直下の最後の登り。
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蓼科山頂。無事山頂到着の舞を奉納。
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目前の北横岳。
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八ヶ岳主峰群の邪魔になっていた手前の雲がやっと取れた。
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八ヶ岳が見えたところで下山開始。裏山登山の心算がかなり時間をとってしまった。
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将軍平の小屋。(平日だが営業中)
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帰路も石ころに注意しながら下山。
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大河原峠の小屋が見え、間もなく山歩き終了。(翌日も快晴だったが小屋籠り)
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蝶ケ岳~常念岳の高山植物

コバイケイソウ(蝶ケ岳山頂直下)
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キヌガサソウ(蝶ケ岳山頂直下)
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イワツメクサ(蝶ケ岳山頂)
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ウサギギク(蝶ケ岳ヒュッテ横)
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テガタチドリ(2592m峰南東斜面)
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ニッコウキスゲ他(2592m峰南東斜面)
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クルマユリ(2592m峰南東斜面)
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2592m峰山頂付近の日光キスゲ群生地
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ハクサンフーロ―(2512m峰直前)
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チシマギキョウ(横通岳南斜面)
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横通岳の駒草群生地
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コマクサ(横通岳)
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チングルマ(前常念岳手前の稜線)
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蝶ケ岳と常念岳、雷鳥との出会い

山行全体については、https://blogs.yahoo.co.jp/abuiwasaki/71957537.html 参照
最初の出合は2日目朝、蝶槍を目指して歩いている時。
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上ったばかりの朝日を浴びながら歩いていると、目の前に雷鳥の親と雛4羽。
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そっとカメラを出したが、固まっていた雷鳥親子は歩き始めた。
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4羽の雛を守りながら親鳥が後をついていく。小生はその後をゆっくり歩く。
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雛の2羽が親鳥と別方向に向かい始めた。
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前を歩く1羽の雛を追い越し、撮影を中止。親鳥に追い着くため羽ばたいた雛。
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2度目の出合は3日目の朝、常念岳への登り。振り返ると大槍が聳えている。
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昨日ピストンした横通岳(右)を眺めながら一休み。
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再び歩き出そうとすると、ハイマツの中の岩場に動くものを発見、雷鳥だ。
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親子で5羽。通りかかった朝食で御一緒した方にも教えると喜ばれた。
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蝶ケ岳の親子より雛が大きい様だ。永居は出来ず今回2回目の山頂へ向かう。
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下山中の団体さんに教えると、皆さん道端にしゃがみ込み雷鳥渋滞発生。
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(おまけ)三俣Ⓟを出てすぐの道路上に猿。動く気配が無い為、脇を通り抜けた。
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子猿の毛繕いでもしていたのか?彼らの平和を乱さない様、そっと帰路に着いた。
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蝶ケ岳~常念岳

今年の一人夏合宿、場所は三俣を出発点にした蝶ケ岳~常念岳の三角縦走、時期は出身ワンゲル部の予想通過時期に合わせたが、悪天で1日遅らせた為、現役の皆さんとの山中での再会は果たせなかった。然しながら略予定通りの時間で歩くことが出来、昨年夏の心臓手術以来1年2ケ月、北アルプス再デビューを果たすことが出来た。
●場  所:蝶ケ岳、常念岳、横通岳
●時  期:令和元年7月30日(火)~8月1日(木)
●同行者:単独
●時  程:【第1日】三俣Ⓟ 0625、ゴジラの木 0710-20、まめうち平 0830-40、
        蝶沢 0930-45、最終ベンチ 1115-25、蝶ケ岳ヒュッテ 1200 (泊)
       【第2日】蝶ケ岳ヒュッテ 0510、蝶槍 0545-55、2592m峰 0645-0705、
        2512m峰 0740-50、常念岳 0950-1010、常念小屋 1055 (泊)
        (常念小屋 1255、横通岳 1350-1440、常念小屋 1520)
       【第3日】常念小屋 0525、常念岳 0640-45、前常念岳 0750-0800、
        森林限界 0835-45、標準点櫓跡 0915-25、三俣Ⓟ 1135、

横通岳の空身往復を除き、全ての縦走を午前中に完了出来たが、宿泊地に到着した段階では疲労困憊し午後も縦走を継続することは困難であった。特に2日目常念岳の登りは、標高差400mに2時間かかった。
豊科から三俣へ向かうと正面に常念岳
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三俣駐車場
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蝶ケ岳登山道から常念岳を望む
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大滝山からの縦走路と合流
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蝶ケ岳頂上にて
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蝶ケ岳ヒュッテの夕景
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早朝、常念に向け出発
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蝶槍から蝶ケ岳を振り返る。直前で雷鳥の親子を目撃(別ブログ)
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蝶槍から常念への道を望む
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花が綺麗な2512m峰。バックは蝶槍。
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常念への登りで、槍ヶ岳を望む
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常念岳へのこの日一番の登り。
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へこたれてやっと辿り着いた常念山頂。(午後は横通岳を往復)
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常念小屋の朝、今日は常念を登り返す。
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丸く見える常念岳の中間地点が最初の目標。途中で雷鳥親子に再び出会う。
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今回2度目の常念岳は展望抜群。
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蝶ケ岳への稜線を眺める。
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今回初めて全景を現した穂高岳
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槍ヶ岳の雲もすっかり無くなり絶景
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前常念への途中から常念岳東面を見上げる。
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三俣の流れ。無事下山。
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高尾山、身体の錆び落とし

6月末の丹沢大倉尾根往復以来約1ヶ月も山歩きをしていない。山狂いの小生には耐えられない永さで、禁断症状が出てきそうだ。航空機エンジンは運航していない場合定期的にエンジンを回している。防錆運転と称していたが、小生にも防錆運転が必要になり、雨を覚悟で高尾山に出かけた。コースは日影沢~いろは路~高尾山~城山~北東尾根~日影沢。標高差約580m。
●場  所:高尾山~小仏城山
●時  期:令和元年7月21日
●同行者:山ノ神
●時  程:日影沢Ⓟ 0840、4号路十字路 0925-40、高尾山 1000、
      一丁平 1040-50、小仏城山 1115-40、446m峰 1220-30、
      日影沢Ⓟ 1255、

当日は参議院選挙投票日。だが選挙は既に終わているので、心置きなく7時半に出発。曇り空が立ち塞がり、山に近づくにつれ雲は更に濃くなっていく。日影沢に近づくと道路を歩く団体登山の人達、更に日影沢バス停にはバスが2台停まり登山者がゾロゾロ降りてくる。駐車場は満杯であったが運良く出て行った車があり、その空いた場所に駐車できた。
ふと、林道脇の草叢を見ると蝸牛。蛞蝓は嫌われ者だが、蝸牛は殻に包まれているだけで愛される。間もなく盛夏を迎えるが、それまで確り梅雨を楽しみなさい。
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いろは路を登ると4号路との交差点に到着。ここで小休止。
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尾根の北側を巻く4号路から高尾山頂へ向かう。
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日曜日なのに思ったより人の少ない高尾山頂。展望も無い為通過する。
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北側の東屋近くにあったホタルブクロ。
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高尾山北側階段の山百合
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百合と百合バー
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アサキマダラ
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一丁平苑地の山百合
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最初は変わった花かと思ったが、オオバギボシの蕾だった。
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オオバギボシを見ながら100人以上の登山者で賑わう小仏城山に到着。ここで1杯¥300のナメコ汁という防錆液を購入、すっきりと錆落としをして北東尾根に向かう。
(山頂では人の多さに驚くとともに、防錆作業に夢中で、ついつい写真を撮ることを失念してしまった)
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城山北東尾根中間部。送電鉄塔を過ぎると片側植林、片側自然林の尾根路。
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山ノ神が国蝶オオムラサキ(遺骸)を発見。脇に山蟻が2匹いて何やら相談中?
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北東尾根末端の渡渉地点。水が若干多く、山ノ神は足ぼちゃ!
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満杯であった駐車場もこんな具合。14時過ぎに防錆登山を終え、無事帰宅。
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