丹沢・塔ケ岳

先週、大倉尾根往復鍛錬を企図しながら大山に変更してしまった。今回は、そのリベンジ登山。登山口と山頂の標高差が1200mある為、山ノ神は途中の山小屋まで登り、自分が戻るまで読書で待つ、という事で出かけた。この通称馬鹿尾根は体力の現況を測る検定コースの様なものだ。前回は登り3時間20分だったが、今回は4時間を目途にした。
●場  所:塔ケ岳 1591m
●時  期:令和元年6月25日(火)
●同行者:山ノ神
●時  程:大倉Ⓟ 0855、見晴茶屋 0945-55、一本松 1020、
  堀山ノ家 1055-1110、天神尾根分岐 1130、花立山荘 1155-1210、
  塔ケ岳頂上 1245-1320、天神尾根分岐 1410-20、
  見晴茶屋 1510-20、大倉Ⓟ 1555、

朝、TVで日本百名山を見て7時半に出発。途中の渋滞もなく、大倉へは1時間10分で到着した。気温は21℃。5月から10月末までは丹沢のオフシーズンにしていたが、鍛錬の為には仕様がない。蛭除けの塩水をかけて出発した。

大倉の民家には色々な花が咲いているが、梅雨時の代表はやはり紫陽花。
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山百合の蕾も道脇から顔を出す。
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予報に反し山道は霧の中、涼しい風が吹き抜ける。
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立山荘直下の急階段。ここが一番キツイ。
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振り返ると大倉尾根の一部が見渡せる。山頂は展望が効くのではと期待。
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間もなく金冷やし。読書態勢に入らなかった山ノ神は山頂を目指す。
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金冷やしの崩壊した稜線を行く。
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山頂到着。霧が去来し、気温16℃。丹沢山がかすかに見えている。
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山ノ神にとって4年ぶりの塔ケ岳。よく頑張ったが、何故途中で山歩きを止めて読書をしなかったのか?休憩中に出会った下山の登山者が『長く休んでいると蛭に食いつかれるため今日はノンストッブで来ました』と話しているのを小耳に挟んだ事と何処の小屋も閉っていた為、避難場所が無かった事が理由であると判明した。艱難人を育てる、蛭に鍛えられたのか?山ノ神も北アルプスへ行けそうだ。
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玄倉の谷を見下ろす。霧の彼方の美しき富士山を心眼で眺め山頂を後にする。
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霧の中、カンザシフーチョウの様な漆黒ベールを被って下る山ノ神。ここまでやるか!
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意外と綺麗な荊の花を見ながら無事下山。帰路も順調であった。
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丹沢・大山

夏山縦走に備え丹沢へ出かけた。田中陽樹の日本百名山一筆書きを見た後のゆっくりした出発の為か、東名高速は事故渋滞。当初予定の塔ケ岳大倉尾根往復を取りやめ、ヤビツ峠からの大山往復に変更。大幅縮小の山歩きとなったが梅雨の合間の晴間を楽しんだ。
●場  所:丹沢・大山
●時  期:令和元年6月18日(火)
●同行者:山ノ神
●時  程:ヤビツ峠 0950、表参道分岐 1050、大山頂上 1100-1145、
       ヤビツ峠 1235、

ヤビツ峠峠到着は9時40分。気温は24℃あり、先週の上州志賀坂峠より8℃高い。駐車場は6割方埋まっていた。
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ベンチのある稜線から山頂方面を眺める。出会うのは年寄りばかり。
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表参道合流地点手前の崩壊地は絶好の展望台。塔ケ岳、丹沢山を眺める。
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鳥居を潜って山頂へ。山頂の社殿は改修中であった。
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大山山頂。東京方面には立派な積雲があり、スカイツリーは確認出来なかった。
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何処かを廻るか相談したが、ヤビツへ下りる事に決定。ヤマツツジがお見送り。
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途中の尾根にあった地味な花。ミズキの仲間か?
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道端の可愛いお地蔵さん。
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岳ノ台を正面に見ながら早々に峠へ下山。帰路は渋滞もなく無事帰宅。
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上州・諏訪山

梅雨入り後、最初の晴日に再び上州へ出かけた。西上州には上野村神流町に諏訪山があるが、今回は神流町の諏訪山だ。山ノ神も同行の為、コースは無理のない志賀坂峠からの往復。往路は尾根道を、帰路は谷道を利用した。標高差約440m。
●場  所:上州・諏訪山 1207m
●時  期:令和元年6月13日(木)
●同行者:山ノ神
●時  程:志賀坂峠西Ⓟ 0845、送電鉄塔 0915-25、谷道分岐 0950、
    諏訪山頂上 1005-35、尾根道分岐 1050、志賀坂峠西Ⓟ 1115

家を出たのは6時丁度気温16℃で雲一つない爽やかな朝であった。花園ICから秩父路に入り志賀坂峠を越えて登山口へは8時半過ぎに到着。10数台駐車可能なⓅに先行車は無く、貸し切り状態。展望が期待できそうな尾根道から山歩きを開始した。(案内板の黄色で囲った円内が今回の行動範囲) ≪拡大可能≫
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杉林の中をジグザグに登り県境の尾根へと取付く。
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尾根の群馬県側を道が通り、ご覧の様に展望は無い。
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結構長い階段の登り。植生の為か直ぐ近くの二子山の岩峰が全く見えない。
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両神山八丁尾根方面の展望が開けた。
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ここは送電鉄塔の台、右奥のコブが山頂らしい。
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再び急登、だが、階段でないので幾分ホッとする。傾斜が緩むと分岐点。
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諏訪大明神の祠がある諏訪山頂上に到着。展望、休憩適地が無い為少し戻る。
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山頂直下からの眺め。両神山の稜線が険しい。
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山頂下九十滝への分岐にあるベンチで🍙タイム。(まだ10時過ぎだが仕方ない)
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埼玉県側から聞こえるヘリのホバリング音。覗きに行くと県警ヘリであった。
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尾根の向こう(埼玉側)は伐採で禿山だが、群馬側は自然林が残っている。
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分岐点に到着。帰路は谷道を下る。
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シオジや栃の緑に囲まれ下山。だが足元は滑り易く油断が出来ない。
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東屋が現れ、流れを二度渡ると駐車場。我が車が1台ポツンと置かれていた。
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行動時間2時間半(昇り20分、降り40分、山頂休憩30分)に対し、往路2時間半強、帰路は3時間以上かかるであろう群馬百名山落穂ひろいは無事終了。帰路は恐竜の足跡を見ながら神流川沿いに花園ICへ向かった。写真は途中で停まった恐竜の足跡史跡であるが、右側上斜めに上がる鳥のと足跡風と、上部の、日影になった所の窪みがそれらしい(Ⓟの清掃に来られた地元の方のお話)。クライマーの皆さん、登ってはいけませんよ。
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上州・鹿俣山、梅雨入り前の一歩き

愈々鬱陶しい梅雨が到来する。直前の晴日を狙って上州武尊山の一角にある鹿俣山へ出かけた。近くには迦葉山というのもあり、余裕があればこちらにも顔を出そうという腹心算であった。
●場  所:上州鹿俣山 1636m
●時  期:令和元年6月6日(木)
●同行者:山ノ神
●時  程:センターハウスⓅ 0805、登山口 0810、リフト下横断 0830、
     キャンプ場 0840-50、鹿俣山頂 1005-25、ブナ平 1110-25、
     三角点 1145、尼ケ禿山分岐 1200、センターハウスⓅ 1235、

雲一つない天気に満足し、家を出たのは5時20分。関越道はトラックが多く渋滞まで行かないが、かなりの混雑。北に行くに従い霞が覆い周辺の山が見えなくなってきた。出発点・玉原湿原センターハウスの駐車場に着いたのは7時50分。当初は湿原を散策後、山に登る予定であったが、思ったより天気が悪く気温16℃と寒い。先ずキャンプ場経由で山頂を目指すことにした。
センターハウス前にあった観光案内板。オレンジ色で落書きしたのが今回歩いたコース。(落書きしたのは写真であって、案内板ではない事をお断りする)
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登山口から入るとすぐにブナ平分岐。流れに沿ってキャンプ場へ向かう。
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南東に向かう緩い斜面を横断。周囲は殆どが山毛欅の森。
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リフト下に出たが更に森を横断。(土管を潜るのが本来の登山道であった様だ)
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スキー場の整備道を横切りキャンプ場に到着。羽化したハルゼミを撮ったが失敗。
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スキー場境界の自然林を登るが、一度だけ僅かにコースに出るところがあった。
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右手に武尊山を見ながら登る。
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山頂手前の小ピークは石楠花の群生地。散り遅れた花が目を楽しませてくれた。
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鹿俣山頂上到着。展望は玉原湿原方向のみ開かれていた。
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オオカメノキ
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ムラサキヤシオツツジ
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ゲレンデ沿いに下る場所があり、そこから玉原湖が良く見渡せる。
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再び自然の森に入る。山毛欅の巨木が至る所に生育している。
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巨木の横に佇むブナ地蔵。根の一部が盛り上がったのか、倒木の名残か?
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玉原湿原上部の木道。バイケイソウや小梨が咲いていた。
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玉原湿原と尼ケ禿山。期待した水芭蕉は既に終わっていた。
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林道脇の湧水、冷たい!脇見もせずに帰る訳には行かなかった。間もなく駐車場。
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スキー場駐車場へ移動し、鹿俣山全景を眺める。山頂は右奥。
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武尊山の眺め。歩き始め小雨も降ったが、梅雨直前の好天を大いに楽しんだ。
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岩山ハイキング、のち路迷い、有笠山

上州・有笠山は群馬県北西部、中之条町にある800m級の低山だが、フリークライマーが集う岩山である。信州で4日過ごした最終日、東京へ戻る際に岩山ハイキングを計画した。この山には東西2ヶ所に登山口があり、夫々に小さな駐車場があったが、西側からの周回コースをとった為、2つの林道入口に邪魔にならぬ様に車を置いた。山ノ神は、岩山が大の苦手な為、当初は車中待機で本でも読んでもらう心算であったが、突然やる気を出したため行けるところまで一緒に行くことになった。
●場  所:上州・有笠山 888m(873m表示もあり、5万の地形図では820m等高線)
●時  期:令和元年5月27日(月)
●同行者:山ノ神
●時  程:有笠山荘手前Ⓟ 1005、西登山口 1025、東屋 1030-40、
     T字路 1100、888m標識 1105、有笠山頂 1120-25、
     T字路 1140-1200、東側林道 1225、有笠山荘手前Ⓟ 1240

信州の村を出たのは7時少し前、出発時既に17℃あり暑さが気になる。大門峠、鳥居峠を越え3時間かけて沢渡温泉近くの登山口に到着した。車の温度計は29℃を表示していた。有笠山を背景にして出発。
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西側林道入口付近の説明板。
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西側登山口。
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東屋を見つけ、軽くパンを食べる。
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西石門。下まで行けるが、写真を撮るにとどめる。
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サンダースエリア(後で関東百岩場により確認)
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稜線を越えスラブ状の岩の下を横断すると東登山口へのT字路に到着。
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T字路から約3分、大きな岩の下に有笠山888mの標柱。山ノ神の有笠山は、ここまでで終了となった。弁当を山ノ神に残し、お茶と果物を持参して単身赴任。
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廻り込んだ場所に鎖と2本の梯子が掛かっている。
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梯子の中間から眺めた西の山。あちらの山も岩だらけ。
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梯子を登り終わると一旦平らになり小さな岩屋。ボルダリングでも使うのか?
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更に東側へ回り込むと再び梯子(3本目)。この手前の巻道が一番要注意の場所だ。普通の巻道だが斜面の先は断崖になっている。
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樹林の中の山頂。標高は888mか873mか良く判らない。
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山頂手前の展望の良い岩。張り出した岩で下は良く見えない。
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南東方向対岸にも岩場、ひょっとして『ジ・アーチ』か?
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2段鎖を上から眺める。
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待っていた山ノ神とT字路まで下り、ベンチで🍙タイム。そして東登山口へ。
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石を回り込むが次第に踏み跡が心許なくなってきた。
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先住民の住居跡が無いことに気付いたが、下りられそうなので植林を直降下。
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心配な山ノ神も遅れずに着いてきている。
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下に林道が見えた。でも傾斜はかなり急。
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左の小沢へ下りそこを下る。
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林道1.5km地点に降り立った。山ノ神は最後の奮闘中。
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東登山口を横に見て駐車場へ無事下山。帰路の高速道では気温38℃。
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姨捨伝説の山、冠着山

聖山を下山した後に向かったのは尾根続きで約10㎞東にある冠着山。姨捨伝説と月見の山でもあったらしい。今回選んだコースは南西側の林道からの往復で、標高差は200m。当初は車に残って待つ筈であった山ノ神も登る事になった。
●場  所:筑摩山地・冠着山 1258m
●時  期:令和元年5月25日(土)
●同行者:山ノ神
●時  程:登山口Ⓟ 1045、展望台 1110-15、冠着山頂 1125-30、
      展望台 1135-55、登山口Ⓟ 1210、

聖山登山口の駐車場から山腹を走る事約30分、カーナビとナビゲーター山ノ神の助けを借りて目的の登山口駐車場へ到着した。
広い駐車場に車の影は無く使い放題。遠慮して端に駐車。気温は21℃だが暑くなりそう。
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登山口の案内板。(下山後は上田経由で茅野へ向かう予定だ。)
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道端の花。ムラサキ科ホタルカズラの様だ。
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稜線に出ると開けた場所があり後立山連峰が見渡せた。
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唐松から白馬へのスカイラインもガッチリ。
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廻り込んだ所にベンチがあり常念山脈が良く見える。
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山頂近くには二輪草木瓜があったが、白い菫が気に入った。
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山頂から北、妙高・戸隠の眺め。川中島の合戦も見えたかも?
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妙高、火打をズームアップ
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山頂のお堂。ちょっと疲れた?山ノ神。置き去りにしないから大丈夫ですよ!
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展望台へ戻り景色を見ながら🍙タイム。常念山脈の奥に槍・穂高 ≪拡大可能≫
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常念と穂高  ≪拡大可能≫上田方面へは通行止で、麻績IC経由で茅野へ戻った。
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北アルプスの展望台、聖山

信州の村を起点とした山歩き、今回は1日だけであるので、松本市長野市のほぼ中間にある麻績(おみ)村の聖山、冠着山の2山に出かけた。先ず聖山は松本盆地を挟んで北アルプス後立山連峰に対峙する位置にあり、絶好の展望ポイント。高速道路の麻績ICから近くの坊平登山口から往復した。
●場  所:筑摩山地・聖山 1447m
●時  期:令和元年5月25日(土)
●同行者:山ノ神
●時  程:駐車場 0750、坊平登山口 0755、登山道入口 0805、 
  聖峠 0830、聖山頂上 0855-0925、聖峠 0940、駐車場 1000、

小屋を出たのは6時過ぎ、交通量は多かったが、1時間半で登山口少し先の駐車場に到着した。
聖山全景(この後登った冠着山展望台から眺めたもの)
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駐車台数5~6両という処か。先行車が1台あり、単独登山者が登って行った。
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200m程林道を戻った場所が登山口。立派な案内板があった。
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暫く別荘地を進み、やがて登山道に変わる。
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羅生門葛(ラショウモンカズラ)聖峠手前の南斜面
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二輪草(聖峠周辺)
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峠からは笹の緩い尾根筋を登る。
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聖山頂上。多くの電波塔が立ち、北側には車道が登ってきている。
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北アルプスの展望  ≪拡大して見てください≫
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鹿島槍五竜岳をズームアップ
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妙高・戸隠方面  ≪拡大して見て下さい≫
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後立山連峰北部をバックに記念撮影し、下山開始。
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オオカメノキの白い花
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延齢草(エンレイソウ)山頂から聖峠までの道脇
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遠くに鉄塔の先を眺めながら別荘地へ下りて来た、これから冠着山へ(続く)
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