餓鬼岳から唐沢岳往復(1)

ライミング仲間と出かけた3泊4日の小川山マルチ合宿が無事終了。後半2日間が宿での温泉と読書に費やされた為、やや消化不良気味。全部で8日間の今回の日程だが、3日残ったので北ア・常念山脈最北端の餓鬼岳に出かけることにした。台風崩れの低気圧に刺激され、各地で竜巻や大雨が降った後なので、道路の崩壊、沢沿い経路の増水による通行困難等も懸念されたが、兎に角、行ってみることにした。
経路は大町市の白沢三俣からの往復で、餓鬼岳小屋泊まり。途中から引き返すことも考慮に入れ、小屋の予約は取らず、簡易テントを持参した。
●場  所:北ア・餓鬼岳(2647m)~唐沢岳(2632m)
●時  期:平成25年9月6日(金)~7日(土)
●同行者:単独
●時  程:
 【第1日】 白沢三俣登山口 0710、第4水場上 0810-0815、魚止ノ滝下 0840、
   最終水場 0900-0910、ガレ場上部 1005-1015、大凪山 1050-1100、百曲入口 1230、
   餓鬼小屋 1320、(宿泊手続き後、餓鬼岳頂上往復)
            (第2日目の時程は(2)に記述)
 
茅野の小屋を出たのは5時10分、北信・中信地方の予報は午前、晴れ午後から雨であったが、一向に晴れ間が見えず、曇り時々霧雨と云う状況だ。登山口までの道路は狭いながら舗装され、文句無し。登山口には簡易トイレが置かれ、数台の駐車が可能であったが、歩いて2~3分の手前のスペースに車を置いた。先行者は車1台。入山届を書き、左手の林道に入る。約10分で林道が終わり、樹林の間の山道に変わった。曇り空だが、それほど暗くない。
(途中で、川に落ち、ずぶ濡れになった為、下山すると云う先行者に出会い、気を引き締める)
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白沢最初の橋。この後、この手の橋が続く。白沢の流れはそれほど増えていない様だ。
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紅葉ノ滝を下に眺めながら、桟道を行く。険しいが良く整備された路が続く。
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黄色の矢印が登山路。この沢は4番目の水場で、上に出た場所では携帯が繋がる。
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魚止ノ滝を正面に見て河原を進む。標識を見落とさない事が大事。
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魚止ノ滝を巻いた沢筋はミニ西沢渓谷。増水したらどうなるか?考えながら通過。
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最終水場(6番目)から急登になり、落石の危険があるガレ場の横も通過する。
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大凪山からは傾斜が緩み、樹林の中を進む。霧で濡れた笹により足元がズブ濡れに。
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再び急登が始まる百曲。ここはお花畑。秋の花の出迎えを受け只管登る。
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小屋にチェックを入れ山頂往復。唐沢岳への稜線は深い霧の中。誰も居ない山頂は超静か。イメージ 11
 
小さな小屋でも一人では寒い。小屋番さんが薪ストーブを焚いてくれた。夕食後、同宿舎が1名増え、2人となった。明日の天気を気にしつつ就寝。燕山荘の灯りが遠く見えていた。
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