餓鬼岳から唐沢岳往復(2完)

 【第2日】 餓鬼岳小屋 0600、餓鬼岳山頂 0605、展望台 0625、餓鬼のコブ 0645、
     最低鞍部 0710-0720、唐沢岳頂上 0810-0820、最低鞍部 0915-0925、
     餓鬼のコブ 0955、展望台 1025-1030、餓鬼小屋 1050 (10分休憩)、
     餓鬼小屋 1100、百曲下 1130、大凪山 1235、最終水場 1325-1335、登山口 1455、
 
前日の消灯は20時であったが、19時過ぎから寝た所為か、4時前に目が覚めた。外へ出ると雲間に星が良く見え、期待が高まる。また寝たが、直ぐに起床。朝食は5時からで、若いガイドさんと2人で食べた。朝食後外へ出ると、東の空から太陽が現れる寸前。足元は雲海、上には厚い層状の雲でサンドイッチになっている。それでも御来光を拝めたのは嬉しかった。槍や大天井は雲に隠れているが、すぐ傍に信濃富士・有明山が見える。更に先には本物の富士山も見える。
小屋の人の話では、天気が持つのは午前中だけで、午後からは雨との事。6時きっかりに唐沢岳を目指して出発した。
 
日の出、朝焼けは雨の前兆と云うが果たして・・
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遠く、雲海の上に富士山が顔を出していた。
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真っ赤に染まったケンズリ(中沢武)
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餓鬼岳頂上にも朝日が当たりだす。
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赤から金色に変わったケンズリ。然しやがて太陽は厚い雲の中に隠れてしまった。
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餓鬼だけ頂上。ここで若いガイドさんと別れ、唐沢岳に向かう。
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まもなく展望台。そこから直角に餓鬼のコブとの鞍部へ下る。往復の累積標高差約650m
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唐沢岳頂上を独り占め。後立山は雲の中だが、烏帽子岳の山頂が、まだ見えている、
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唐沢岳頂上に1株だけ残っていた駒草の花。最盛期はさぞかし見事であろう。
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往復の帰路、試練に耐えた岳樺を発見。目の前の餓鬼のコブ付近には雲が纏わり付いている。
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バルタン星人の様な餓鬼のコブ。小屋までは、悪化する天気との競争になった。
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小屋を出て、百曲りにさしかかった頃、本格的な雨になり、ずぶ濡れになりながら下る。心配した沢路も増水による不具合も無く、無事下山。且つ予定通り行動出来、満足であった。
(雨の中をすれ違ったのは男性4人組の1パーティーだけであった)