雨ケ立山、山スキー敗退

2年振りに山スキーに出かけることになった。今まで使っていた道具は2000年に札幌で購入した物で、13シーズン目と、年季が超入り過ぎ。ゲレンデでは何とか騙して滑っていたが、山では超不安。靴も板も締具も、何時壊れるか判らないヒヤヒヤものだ。地雷原を行くようなスキー登山はあずましくないので、なけなしの貯金をはたいて山スキー一式を購入、今回はその初卸となった。前日、郊外のYさん宅に泊めて頂き、8時半を目途に登山開始、13時半までに山頂を起ち、下山後は湯ノ小屋温泉に宿泊、翌・半日、近くでスキーを楽しむ計画だ。
 
●場  所:上越・雨ケ立山
●時  期:平成24年3月24日(土)
●同行者:Y田さん、S井さん
●時  程:駐車地点 1010、トンネル 1100、初沢出合 1120、板幽沢左岸 1240、
      標高1160台地 1320-1400、初沢出合 1435、駐車地点 1525
 
朝5時に出発。8時過ぎに到着した宝川温泉は、雨の中。雨で緩んだ林道脇の雪が崩落し、嫌な感じで意気を殺ぐこと甚だしい。傘をさして道路偵察をすると1km先までドーザーで雪が搔かれ、500m付近に駐車可能な場所があった。登山は明日に変え、今日はスキーに変えようと云うことで近くのスキー場へ行き、準備をしていると青空が広がりだした。予報は雨のち曇りで夕方から再び雨であったので、偽りの晴れ間の可能性大であったが、おっとり刀で宝川へ舞い戻った。雨は降っていないが曇り空。駐車地点から500m程の場所からスキーを履き、歩き出した。
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歩き出して直ぐの林道右側斜面が崩落。山崩れの堆土の上をスキーで越える。
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林道途中のトンネルはスキーを脱いで通過。途中、林道上の雪が無くなり川の様になっている個所がいくつかあった。
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岩に雪の帽子を被せた河岸の景色と宝川の滑床は美しい
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板幽沢左岸を登ると風が強くなり、ブリザード状態。何とか稜線までと思っていたが、この地点で諦め、下山することに決める。
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雪が降り続いていたが、時々陽が射す変わりやすい天気。赤いペイントを追ううちに池沢分岐より少し上手の林道に降り立ち、林道を下る。
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林道の下りも嫌な場所がある。左側へ落ちても林道なので大したことは無いが、雨で緩んだ雪は起き上がるのが容易でない。
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トンネルを抜けた先の林道。2歩滑走で只管歩く。
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小屋では、暖かい夕食、風呂と酒が待っていた。途中敗退、それも半分以下であったが、今回はこんなものかと納得。順序が変だが、明日はゲレンデで新しい板の初滑り。
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