阿弥陀岳・中央稜

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

 戸隠山に続いて計画したのが、八ヶ岳西麓、舟山十字路を起点とし阿弥陀岳~赤岳~権現岳~西岳~舟山十字路と云う1泊周回縦走。登りは中央稜。4年前、取り付き点が判らず南稜P3へ直接登ってしまったコースのリベンジである。
 ●場 所:八ヶ岳阿弥陀岳
 ●時 期:平成21年8月8日(土)
 ●同行者:単独
 ●時 程:舟山十字路0940、林道終点1015、取り付き点1100、
      下部岩壁1205、上部岩壁1230、魔利支天1305-1330、
      阿弥陀岳1335-1345、御小屋山1500-1510、十字路1600

 好天の筈の予報は土・日とも曇・雨に大変身。前夜は登山をほぼ諦め自棄酒と遅い就寝となった。然し、朝の眠気眼で窓の外を見ると八ヶ岳の山並みが全部見えているではないか。押っ取り刀で8時半に出かけ、舟山十字路に着いたのは9時半過ぎ。遅い出発であったが、今回は取り付き点らしき分岐を無事発見(ガイド本に書かれた小屋跡は跡形も無いし、岩穴は無数にある)。登るにつれ踏み跡は明瞭になりやがて尾根通しの踏み跡に合流。だが、ここからの登りで息が続かず、富士山の時の様になった(バテバテ)。近くに見える岩壁帯にも中々到着しない。(ここで既に縦走諦めバージョンに転落)下の岩壁帯は右手に回り溝状の所を上に抜けたが、絶好のお花畑。すぐ上の上部岩壁は左に回り込んで終わり。安全ベルトと若干の補助ロープを持って張り切っていたのが拍子抜けであった。御小屋尾根が左から近づいてくると中央稜終点の魔利支天(阿弥陀西ノ肩)に到着した。ここで昼食をとり降りる決心をしたが、取り敢えず阿弥陀岳山頂に御挨拶をした後、御小屋尾根を下った。下り始めのガレは浸蝕が酷く、中央稜よりバリエーションらしい感じであった。御小屋尾根の長い下りには多くのキノコが顔を出し、秋近しの感とともに眼を楽しませてくれた。遠くの雷鳴に追われる様に下り、16時丁度に十字路に到着したが、車を出すと同時に大雨が襲ってきた。中央稜のリベンジは達成したが、周回縦走は次の宿題(楽しみ)と成り、無事終了した。