北ア・霞沢岳

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 穂高連峰の南の展望台・静かな山で知られる霞沢岳へ出かけた。ウエストンが穂高を眺めたと云う徳本峠。40年振りの懐かしい小屋だが、ここに1泊し、山頂往復~上高地に下山の予定であった。徳本峠の小屋には電話が繋がら無かったが、入山届の際に確認してビックリ。小屋は改築中でやっていないとの事。ガーン・・!テントを・・と云っても後の祭り。一番近い明神まで取敢えず行き、考え直すべく、雨でも大賑わいの上高地を出発した。
 ●場 所:北ア・霞沢岳
 ●時 期:平成21年8月13日(木)~14日(金)
 ●同行者:単独
 ●時 程:
【13日】上高地1210、明神1255
【14日】明神0405、徳本峠0550-0600、JP 0650、K1 0840-0905、
   霞沢岳0940-0950、K1 1015-1045、JP 1235、峠分岐1305、
   明神1425-1440、上高地1520

明神館に宿泊を依頼するとOK。爾後はふて寝・入浴・自棄酒で終始したが、翌日早出の為、早々に就寝。朝、明神館のカギを開けひっそりと出発。真っ暗な林道を照らすヘッドランプの明かりが心もとない。山道に差し掛かる頃には白み始め、6時前に徳本峠に到着。建築資材が置かれ、テントの設営も制限される状態だ。穂高の眺めも雲の中、でも今日は良くなる筈である。JP(ジャンクションピーク)への登りは気持ちの良い樹林の中、途中から穂高が現れてきたが樹林が深く写真が撮れない。焦る気持ちで先を急いだがJPも展望は反対側の南東方面限定であった。ここから一度下った後も小さな上り下りが多く、思ったより時間が掛かった。K1について一呼吸。六百山に連なる尾根の先に穂高連峰が聳える様は何とも形容し難い。帝国ホテルもマッチ箱の様。K2への途中では雷鳥のペアに出会った。すぐ目の前をチョコチョコ歩くので、後に続く。彼らもゆっくり食事がしたくなったか、途中でハイマツの茂みに潜り込んだ。山頂の東面は小さなお花畑。誰もいない山頂でセルフの記念撮影をして、K1まで戻った。天気が良すぎて暑い為、雨傘をさしてリラックス。半時程いたが、雲が湧いてきた山頂部を後に下ってゆくと小屋の人に出会った。コースの補修と偵察の様だ。途中登山道の脇まで崩壊が進んでいる場所があり、足早に通過した。JPへの登り返しは長く感じたが、後は下る一方。徳本峠下の最終水場で浴びるほど水を飲み明神に下った。明神から先は、まるで別世界。観光客で大賑わいの上高地を脱出するバスの便は、整理券発行・1時間待ちであった。今回の山行は事前確認の欠落という点で迂闊な山行であったが、受け入れてくれた明神館の結構居心地良い雑居房と夕食の岩魚パワーで、12時間行程を無事乗り切ることが出来た。まだまだ頑張るぞ、エーイ!(花とその他の写真は別途載せる心算です)