子持山・獅子岩
かねてから登ろうと仲間内で話があり、9月末に偵察に出かけた子持山の獅子岩に登ることになった。最終メンバーは3人。ダブルロープで子供になって行くのが一番楽ちんだが、シングルロープでA-B・B-Cと繋がっていくことになった。司令塔でベテランのYさんがBを引き受けてくれ、若手でこのコース3度目のIGさんがC。私がAだ。駒寄PA7時を目途に、5時半に自宅を出発した。ここで落ち合い7号橋脇駐車場に着いたのは7時45分。他に駐車車両は無く、我々以外に登る者はいないと安堵して岩場へと向かった。岩場基部に到着するとヘルメットをかぶった人影が2つ、先行パーテーがいた。Yさんの知り合いで72歳のベテランの方であった。
出発待機間、誰が最初に登るか譲り合いになり、謙譲の美徳を発揮し合うが、ダチョウ倶楽部・上島龍平役を小生が負い目出度く一番バッター。当初1・2ピッチは纏めて登る予定であったが、レッジでの先行者との競合を避け、我々は1ピッチづつ進んだ。天気予報は晴れであったが、陽が射したのは僅かの間。最終的に5・6ピッチは纏めて登り、全6ピッチ(3人)を3時間45分で登り、無事下山した。
●場 所:上州・子持山
●時 期:平成27年11月12日(木)
●同行者:Y氏、IG氏、
獅子岩基部 1340-1345、7号橋Ⓟ 1415
駐車場から林道を少し進んだ所の登山口。登山届を箱に入れる。
登山口の先にある屏風岩。岩脈と呼ばれる薄い岩との事。(登山道もあるらしい)
沢沿いに只管登る。
屏風岩。かなりハングしているが、倒れ掛かっているのでは?と気に掛かる。
岩場分岐までは30分。一休みしてゆったりと基部へ向かう。
先行パーティーの登攀。2ピッチを一気に登り間もなくフォローが出発。
3人がロープを結んでスタンバイ。さてどんな具合か、少し緊張?
1ピッチ終了点でフォローのYさんの登攀を確保。先行者は3ピッチ目を登攀中。
最後尾のIGさんが2ピッチ目終了点まで登り、Yさんの登攀を確保。
3ピッチ目終了点からの東望。赤城山は雲の中。期待した青空は今いずこ・・。
4ピッチ目は傾斜が増し5.8。11クライマーのIGさん任せ。左から果敢にスタート。
一度ズル!という音がして緊張したが、後は難なくリード。嫌な場所がある様だ。
西側の稜線。奈落の底に落ちている。
西側の展望。左側の尾根の先に屏風岩が顔を出している。
3ピッチ終了点から岩場基部を見下ろす。残置した荷物は健在。後続登攀者無し。
4ピッチ目を登攀するYさんと、ビレイのIGさん。5ピッチから先は見えない。
5・6ピッチを登るIGさん。ここには登山道が来ており、展望岩も眼下に見える。
7ピッチ目を登る。風が強く超寒い!このまま横道に回りたくなるが、何とか我慢。
獅子岩頂上。青空は無いが、嘘の様に風が無く心地よい。(あれはビル風と同じか)
頂上で下山準備。運動靴での鎖場下降は滑りそうで少し緊張。
岩脈の1つ、展望岩から獅子岩全体(3ピッチ目より上部)を眺める。(拡大可能)
数多の岩脈を従えた岩頸・獅子岩の基部。荷物回収の為、再訪。(拡大可能)
紅葉に見送られて無事下山。温泉は生憎定休であったが十二分に楽しめた(感謝)