二子山・中央稜(1)

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11月18日(日)飯能9.15Gpの秩父二子山・中央稜登攀に参加した。かねてからY先達にお願いしていた念願が適い、猿飛K助と雲隠N蔵こと小生は遠足気分。S名人も同行してくれることとなった。逸る気分で0500目黒を出発。待ち合わせ場所の民宿「登人」に向かい前進。途中、朝日に輝く二子山が見えたが、神々しく思わず合掌。待ち合わせ時間である0800より20分早く到着。寒さと逸る気持ちで猿飛は走り回っている。気力満点。Y先達とS名人は0800ピッタリに到着。何人かのハイカーが股峠目指して登って行ったが、我々は林道を股峠北側へ迂回。駐車スペースには5~6台の車のみで問題なく駐車。登山準備を整え0840出発。中央稜の取り付きには0900に到着した。先行パーティーがいるらしく取り付きにザックがデポ。但し、待ちはなかった。今回はドッペル4人組の予定であったが、先行蟻さんチーム:先達と猿飛のドッペルペアー、後発栗鼠さんチーム:名人と雲隠のシングルロープペアー。登り始めは0915。1ピッチ目はY先達がリード。何時ものように「身体が重い」とか「滑る」とか言いながらサクサク登ってゆく。流石、千日回峰をこなした?大阿闍梨殿である。小生は後発のリード。先行がスリング、ヌンチャクを撤去した後、登ると支点を探すのが以外に難しい。岩は冷たく、身体は寒い。チョークバックホカロンが有難い。到着したテラスは思ったより広く快適。上からラッペルで下りて来る組も居た為。左端で名人をビレイ。この間、先行組は猿飛リードで出発。名人到着後、写真を撮ったりしてスタンバイ。時々強い風が吹き抜ける。今日はゴアの雨着(上)、タイツ、靴下を履いてきたのが正解であった。2ピッチ目は先行の登りが見えていたにも拘わらず、景色に気を奪われ、うわの空であった所為か、終了点近く、アンダーで立ち上がると手がかりの殆ど無いドスラブ。「一体何処を上がったんだい」すると「もっと下で右だ」。必死でバック。右手に手がかりを探して一安心(ホッ!)終了点が思ったより狭いため直前でストップ。フレンズを噛み込ませてこれにセルフをとり暫しのスタンバイ。西岳南面の岩壁が垂直にそそり立ち威圧的、ローソク岩が少しづつ足元に下がっていくのは気持ちが良い。3ピッチ目が中央稜のハイライトとか。何時かは剥がれ落ちそうな鋭角三角形の岩の頂点が厳しそう。登ってみると支点が無い。自然に出来た穴にスリングを通す支点を3箇所作った。ここでもフレンズを活用。しっかりした支点にロープを架けた後、再度回収し再利用。抜け出た上は大テラス。先達の御教示で奥の太い立木を1周し、メインロープによる延長自在支点を作成。中々便利。やがて名人も上がってきた。
(その2へ続く)