西丹沢・権現山、バリエイション

花祭りから始まった4月第2週、丹沢の前山歩きも飽きてきたので秩父か足尾方面に出かけようと計画を練ったが、寒波による雪情報も流れた為、再び西丹沢へ出かけた。登るのは世附権現山、南西側のミツバ岳が三椏の群生地として有名である。権現山頂から東側の焼津に延びる尾根の途中、標高740m辺りの台地を大仏ノ野と称し、ここにも三椏の群生地があるとの事で、焼津からのバリエーションコースを登った。
●場  所:世附権現山 1018m
●時  期:平成31年4月9日(火)
●同行者:単独
●時  程:中川橋Ⓟ 0900、焼津 0910、大仏ノ野 1005-20、登山道合流 1055、
    権現山頂 1105-25、二本杉峠 1200、細川橋 1240-45、中川橋Ⓟ 1300、

家を出たのは7時丁度。今日の予報は快晴だが冷たい風が強吹くとの事。東名高速は順調であったが、国道246号山北町から先は渋滞でノロノロ運転。それでも中川橋の駐車場には8時45分に到着した。広い駐車場に他の車無し、2か月前に屏風岩山に登った際ここから出発したが、当時は外気温3℃に対し、今回は10℃ある。アイゼンは念のため持参したが、セーター、スパッツは車に残置した。

山北付近、車中から撮った富士山。御殿場側に強風が吹き荒れている様に思える。
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持参した地図と歩いたコース(黄色線=8式JPSによる推測)   【拡大可能】
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中川橋を渡って焼津方向へ下って行く。駐車場は今回もガラガラ。
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洞門を過ぎた先に階段があり、ここから入山。
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植林の中、踏み跡を探して兎に角上へ向かう。
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尾根が狭まると自然林の急斜面。木の幹、枝をホールドに、木の根や僅かな傾斜の緩みをスタンスに這い上がる。最大40度程度か。
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鹿柵の破れ目を抜けて植林帯へ。ジグザグの踏み跡はかなり明確。
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自然林との境界を鹿柵沿いに進むと背後に丹沢湖が見えてきた。
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自然林となってしばらく進むと笹の台地大仏ノ野に到着。TVアンテナ?多数。
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南側箱根方面の眺め。左手前は牧場のある大野山。
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東側丹沢主稜線。檜洞丸右の同角ノ頭(三角峰)が立派。右奥遠方は塔ケ岳。
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三椏群生地。殆ど色褪せていた。(上ノ原方向から明瞭な踏み跡)
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権現山頂上まで未だ残り300m近くある。植林他左のガレ場を鹿が1頭横断して行った。熊と猪には出て欲しくないが、他は大歓迎。
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植林帯の左端を登る。下枝が多く傾斜はあるが、木の根が階段となり意外と歩き易い。時々ガレ側も歩いてみる。
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ガレの縁から見下ろした丹沢湖。黄色く枯れて見える所が大仏ノ野。
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ガレの途中にあった桜。花が小さく、豆桜かもしれない。
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くすんだ尾根筋に可憐な一株。タムシバか?、白木蓮か?イメージ 17

傾斜が緩み雑木の中を進むと登山道に合流。山頂手前0.3㎞地点だった。
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誰もいない独り占めの権現山頂上。風は寒いがそれほど強くはない。
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樹間から眺めた富士山。山頂直下に雪煙があったが、朝より穏やかだ。
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遠く南アルプス赤石岳。聖と荒川も左右に顔を出している。
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二本杉峠への途中、東側が崩壊した地点から檜洞丸を眺める。崩壊した谷は、丹沢が幼年期の発達中の山であることを知らせてくれる。
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崩壊地脇を通る登山道。慎重に通過。
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茅ノ丸手前鞍部から権現山を振り返る。
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上ノ原に無事下山。神社の桜は満開、民家の庭には赤い三椏が咲いていた。
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中川橋から振り返ると山肌の桜が満開。花咲じじいが歩いた所為かな?
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