丹沢・焼山、再度バリエーション
2月中旬に焼山の廃道を歩いた。この時出発点の水沢橋付近から真っすぐ西へ延びる稜線が気になり、上からも覗きに出かけたのだが、今回はこの焼山沢右岸の尾根を往復することにした。東丹沢詳細地図では600m付近を林道が横断しており、上部の幕岩と呼ばれる辺りが厳しい様なので、20m補助ロープと懸垂用の装備を持参した。
●場 所:丹沢・焼山 1059m
●時 期:平成31年3月14日(木)
●同行者:単独
●時 程:水沢橋Ⓟ 0745、P599m 0835-45、林道横断 0855、P721m 0925、
幕岩巻道上鞍部 0955-1005、廃道ベンチ 1035-40、焼山頂上 1055-1125、
P721m 1225-1240、音見沢橋(偵察)1310-20、水沢橋Ⓟ 1350、
今日も天気予報は晴。中央道から宮ケ瀬方面へ走行中に見えた丹沢主稜線は雪景色。然し、焼山辺りには雪の気配はなく、気温2℃。出発準備をしていると車が2台現れ伊勢沢方面へのゲートが開けられた。林道崩壊部の残土運搬で大型車が入るとの事であった。下は今回持参した国土地理院5万分の一地形図。黄色ラインを往復の予定であったが、帰路は林道を下ってしまった。
通行監視員のお兄さんに挨拶をして解放されたゲートを堂々入場!
取付き地点が判らない為、先ずは倉沢方面へ。立入禁止標識は水道施設の様だ。
擁壁が切れた辺りで、取付き出来そうな場所を発見。獣の踏み跡らしきものあり。
木にすがって急斜面を登る。振り返った林道がまるで奈落。
ピンクテープ発見。持参した紙テープで補足し帰路の方向を確保。
稜線に乗れば一安心。北側が切れ落ちている。帰りは北寄りに維持すればOK。
稜線を横断する林道(廃道)。この後、稜線北側沿いに暫く延び、これを活用。
廃林道から眺めた焼山。山頂の展望台が白く見える。白丸印。
林道は途絶え、左手の稜線へ上がる。
稜線に上がり暫くすると鹿柵が現れ、721m峰の先までこれが続く。
721m峰付近から眺めた幕岩の岩場。ここが東端で、北面を西に延びている様だ。
簡単に越えられそうと思ったが巻道が悪い。滑り易い斜面(岩場の表面を土が覆い不安定)を木の枝や根を頼りにトラバース。下の方はスラブになっている場所もあり滑落しない様、要注意。ロープ、鎖等は当然ない。自己責任の鎖のみ。
巻道が終わって一休み。ここからが上の急斜面、岩混じり40度弱の傾斜を登る。
小ピークから焼山を眺める。目の前は廃道のベンチ。
今年2回目の焼山頂上。今回も一人寂しく30分の山頂滞在であった。
宮ケ瀬湖方面の眺め。右手に登ってきた尾根が見える。
未だ冬の衣装を纏った儘の主稜線。
焼山沢右岸尾根を下る。安全ベルト装着、補助ロープは出せる位置に格納。
ロープの必要はなかったが、写真を撮る状態では無く、721m峰に到着休憩。
途中左側の林道へ下りず、暫く稜線上を進む。
右側に下りられそうな斜面を発見。オレンジ色の古いテープあり。(林業用?)
林道が下に見えてきたが直前はかなり急勾配。
稜線南側に廻り込んだ廃林道の途中に降り立つ。下から見た降下斜面。
音見沢で廃林道はUターン、音見橋で立派な林道に合流。
林道が大きく左へ曲がる手前付近で、崩壊地の土砂撤去作業が行われていたが、作業段取りの話が始まった際、横を通過させて頂いた。この先、左側植林地には、容易に入山出来そうな場所があったが、全て入山禁止の立て看板が掛かっていた。この後駐車場へ戻り無事帰宅。