東丹沢・辺室山~鍋嵐

宮ケ瀬湖の南に聳えるひときわ目立つ山が、地形図に名前のない817m峰・鍋嵐だ。蛭の活動が無くなった年末、この寂峰に出かけてみた。経路は土山峠~辺室山~鍋嵐山~物見峠~煤ヶ谷。
●場  所:東丹沢・鍋嵐 817m
●時  期:平成30年12月28日(金)
●同行者:単独
●時  程:土山峠 0840、辺室山 0940-55、鍋嵐分岐 1025、鍋嵐 1115-45、
     物見峠 1230-35、煤ヶ谷 1340

2週間前、宮ケ瀬湖畔から往復しようと計画し出かけてみたが、湖畔駐車場がクリスマスイベントで使用できず諦めた為、今回は本厚木からバスに乗り、土山峠からの歩き出しとした。バスの乗客は登山者約10名と地元の方数名。大部分は途中で下りて、土山峠で下りたのは自分1人。今日は御用納め、年末寒波が始まるとの予報であったが、まだ風はたいして吹いていない。バス停横のベンチで準備を整え、辺室山に向かい第一歩を踏み出した。
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当初急坂が続いたが、辺室山が近づくと傾斜は緩み、奥秩父方面が見渡せた。
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辺室山頂上。頂上手前で本日唯一の登山者とすれ違った。
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山頂からの眺め。宮ケ瀬湖南岸に消える主稜線の向こうに丹沢三峰が顔を出す。
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振り返ると仏果山、750m足らずの山とは思えない容貌だ。右は辺室山。
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鍋嵐分岐。直進すると登山道ではない旨の注意板があった。
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740mピーク(熊ノ爪)付近から眺めた仏果山(左)と経ケ岳。
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経ヶ岳の左奥には筑波山も薄っすら顔を出す。
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719mピーク辺りで鍋嵐が見えてきた。左奥は丹沢山~塔ケ岳の稜線。
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痩尾根の中央に鎮座した巨木。滑り易い土壌なので慎重に通過。
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短い急坂を登った先にあった鍋嵐頂上。木の根元に手書き標識が置かれていた。
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展望は悪いが、丹沢山~丹沢三峰が松の枝越しに垣間見えた。
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鍋嵐山頂にてセルフで記念撮影。30分の大休止の後、往路を戻る。
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稜線には獣道が走っているが、これは猪の掘り返し。(君が出るのは未だ早いぞ!)
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樹間から眺める宮ケ瀬湖。稜線上は北風が強くなり寒い。雲も増えて来た。
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物見峠。札掛方面への路は崩壊して通行止め。ここから左斜面を横断する。
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崩落の危険がある斜面のトラバース。今日一番の危険個所はここかもしれない。
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崩れた谷は深く切れ込んで下へ落ちている。
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三峰山登山道と合流し南斜面に出ると風も和み、間もなく煤ヶ谷へ無事下山。
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