蛭だらけ、黍殻山大平登山道

黍殻山から大平を経て早戸川林道へ出るショートカット道は以前から気にかかっていた経路。また、丹沢の林道は行ってみなければ通れるかどうか分らないが、奥野林道もその一つ。大平まで車で入れれば楽勝だが・・。梅雨の真っ最中で、台風3号も接近中であったが、林道偵察に出かけた。一応登山目標は黍殻山。
当初は山ノ神も同行する筈であったが、湿疹が酷くなり、朝になって急遽取りやめた (これが山ノ神にとって幸いであったことは後で判明するのだが・・)
●場  所:黍殻山 1272m
●時  期:平成29年7月4日(火)
●同行者:単独
●時  程:水沢橋 0700、松茸山入口 0725、林道崩壊地 0735、大平 0830-40、
      ベンチ 0940-55、大平分岐 1010、黍殻山 1020-35、大平 1130、
      水場 1135-50、水沢橋 1250

6月16日以降3度目の早戸川エリア登山。今回は5時間半行程の一般登山道であり、台風接近による風雨が何時から影響するかが懸案であり、昼過ぎには下山できるよう5時半に家を出た。家を出た時、気温は既に29℃、登山口水沢橋でも22℃であった。 (この高温が、蛭の聖域と呼ばれる?本間橋や雷平で前回見られなかった奴らの暗躍を許したようだ)

水沢橋先の林道ゲート。厳重な城構えを見て崩落の有無にかかわらず中へは入れないぞという意志が良く判った。(偵察目標1つ完了)
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ありゃ!松茸山登山口には立派な駐車スペースがあり、何てことないぞ。
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10分後、大岩が通せん坊。ここが崩落現場か。
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ガレ場となった崩落地を登り、慎重に乗り越える。
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崩落地からは松茸山や早戸川が見渡せる。
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コンクリ舗装の立派な林道歩き約1時間。ここから先はラフロード。
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6月に2回登った榛の木丸。左手に丹沢主稜線が走る。
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早戸川林道へのショートカット路はここから下りていた。(第2偵察目標完了)
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大平の緩やかな斜面。休憩時左足を見ると蛭1匹発見、ハッカで撃退、出血無し。
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休憩の為ベンチにスプレイで結界を造り、左足を確認。1匹が確り食いついていた。お仕置きをしたが、スズメバチを気にしている間にズボンの右腿と左脛に各1匹登って来た。これも撃退したが地面を接近する後続部隊に恐れをなし緊急脱出。
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縦走路の大平分岐。早戸川林道へは行けそうだが、通行止めも已む無しか。
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取りあえず登った黍殻山頂上。立ったままで休憩し往路を下山開始。
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最大の修羅場は大平先5分のこの水場。襟首に吸い付いた蛭をむしり取り一安心、コンクリ上にいたが、足元の左右靴底から蛭が続々這い上がり棒で掻き落とし踏み潰すのに大わらわ。靴底のパターンに5~6匹が忍んでいた様だ。被害は首だけ。
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林道上部からの崩壊現場。こちら側はザレ場状態。
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車に戻って身体検査。上着を脱いだら背中に1匹ついていた。他の荷物も確認しただけでなく、自宅に戻っても玄関前で総点検。山ノ神検疫所長のお許しを頂き、やっと部屋へ入ることが出来た。丹沢の蛭、おそるべし!
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