御岳山奥ノ院と鍋割山
御岳山奥ノ院と鍋割山は、大岳山への途中にありながら、エスケープされがちな山である。今回は不人気な2つのピークに登ってみた。コースは、古里から鉄五郎新道を登り、鍋割山から真北に延びる尾根を城山まで辿り、鳩の巣駅へ下る私にとって未踏のもの。チョットバリエーションっぽいので山ノ神には遠慮をしてもらい単独行。因みに、赤城山鍋割山同様、ここの鍋割山も、鍋割りうどんを食べることは出来ない。
●場 所:御岳山奥ノ院 1077m、鍋割山 1084m
●時 期:平成29年6月9日(金)
●同行者:単独
●時 程:古里駅 0805、寸庭橋 0820-25、越沢バットレス上 0900-15、
広沢山 1000、大塚山 1020-30、奥ノ院 1130-45、鍋割山 1200.
今回は車を止めて、電車利用。家を出たのは5時20分、東横線、南武線、青梅線と乗り換えて古里駅到着は7時52分。駅前のコンビニで不足食料を調達し、青梅街道を寸庭橋へ向けて歩く。寸庭橋手前には町営の立派な駐車場、手洗いがあり、ここで山ごしらえを整える。
寸庭橋から眺めた多摩川の流れ
鉄五郎新道入口。小道に入り沢を一本越える。
越沢右岸沿いを巻く様に進む。
最初の休憩地点は越沢バットレス一般ルート終了地点に近い金毘羅神社上。
太い松の根元から3ピッチ目にあたるツルツルのフェイス『右の滑り台』を見下ろす。
古里に別荘を持つ78歳の方に教えを請い、写真を撮って頂く。
岩団扇は既になく、小さなシソバタツナミが随所に見られた。
広沢山~大塚山の稜線から鍋割山の北尾根を望む。
大塚山。ここで鉄五郎新道が終わるが、古里への下山標識は無い。
大塚山の先から眺めた御岳山奥ノ院。尖峰は、なかなか良い姿だ。
御岳山銀座の茶店群。金曜の今日は休日の賑わいは無い。
誰もいない御岳山奥ノ院頂上。
今回の最高地点、鍋割山、でも自前の8式自撮り棒で写真を撮るだけで通過。
北尾根の踏み跡。(登山道ではないという立派な標識がある。)
送電鉄塔で道は二分されるが、急な直進道を選ぶ。下山地点には何も標識なし。
緩やかな下流に比べ上流はかなりの激流。電車が間もなく到着した為、冷えた缶ビールを抱えてガラガラの青梅線に飛び乗る。持参した2冊目の小説を読みながら往路と同じルートで無事帰宅。今度は岩団扇が咲く頃に山ノ神を連れて来よう。