山梨百名山・十枚山

所謂百名山に登ったのは、8年前5月の焼岳が最後。ところが昨年から百名山病のウイルスに感染し、今年は完全に病人になってしまった。罹ったのは『山梨百名山病』。今まで普通に登っていた山が百名山であることは山頂の標識で認識していたが、一覧表を眺めてチェックしたのは昨年秋であった。山梨百名山落穂拾いと称して山ノ神と2人で楽しみ、昨年末で残りが15峰。甲府盆地の周辺や富士川沿いの山々が主体で、今回の十枚山が15番目で最後。山梨百名山病が収束に向かう中、これが隣に転移し、今夏から『信州百名山病』を併発。どうなることやら・・でも体力が続く限り色々やって老後を楽しもうと思っている。
●場  所:南ア前衛(安部山地)十枚山 1726m
●時  期:平成28年11月13日(日)
●同行者:単独
●時  程:林道分岐 0805、登山口 0910-25、山頂2㎞地点 1025-35、
    十枚峠 1120、十枚山頂上1140-1210、下十枚山1245-1300、
    十枚峠 1315、上ノ段(2.4㎞)1350-1400、登山口1425、
    林道中間点1455 (林道分岐まで車に便乗1500、林道分岐着)

家を出たのは5時20分、新清水から国道52号線を北上し、南部町へ。ここでカーナビを修正し登山口に目的地を変更したがカーナビは認識せず、案内を諦める。地図を頼りに林道に入るが、分岐点で十枚山方面の林道は通行止めになっている。通行できる林道成島線を少し入った道脇に車を置き、ここから歩くことにした。標高380mであり、山頂までの標高差は約1350m。静岡県側から廻り込もうかとも思ったが、今回は病気快癒の為の祈願登山でもあり山梨県側から断固登ることにした。

登山口南部町成島集落は中部横断道の工事現場。ここからこれから登る安部山地の山を眺める。目指す十枚山はもう少し左(南)手であった。
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え!これは無いぜー。でも仕方なく右手の林道を進み道路脇に駐車。
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別に悪い所もない林道を只管歩く。刈安峠北側の1600m峰が中々良い。
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登山口直前で後ろから車が・・韮崎の方で、記念撮影を頼み、当初一緒に歩く。
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栂尾根中ノ段付近の紅葉、(下、中、上、奥と名前が付き、200m毎の標識もある)
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少し最盛期を過ぎた楓の紅葉。地面に落ちる前の最後の輝きか。
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一寸危なげな石小屋。ここから略水平の巻道になり十枚峠は近い。
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巻き道の途中、樹の間越しに富士山を捉える。《拡大可能
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展望が開け、明るい十枚峠。陰から陽の世界へ、登山道もハイキングコース調。
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山頂手前の登山道から、兄弟山の下十枚山を振り返る。
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山頂は樹木で視界が制約されるが、南西端からはか富士山が眺められた。
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静岡側からの入山者が多く、賑わう十枚山頂。(山梨側は車の人と小生だけ)
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30分の大休止の後、最高地点がある下十枚山へ。出始めた雲が気にかかる。
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山頂直下の登山道脇にあった真っ赤な紅葉。(ツツジの様だ)
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下十枚山は1732m、山頂より6m高い。濱松からの4人組と御一緒する。
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落葉に隠れた濡れた根と、急傾斜で意外と悪い巻道。足を踏み外さぬよう要注意。
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陽が陰った奥ノ段当たりの紅葉。
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地面を彩る紅葉。足元のモザイクを楽しみつつ、登山口まで無事下山。
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西日当たる篠井山を右に見て林道歩きを再開。甘酸っぱい臭いの主は桂の木。楽しんでいると後ろから車の音・・誘いに甘んじ同乗させてもらった。
帰路の東名は40kmという大渋滞。往路の倍近くかかって帰宅。山梨は終わったが・・百名山病は不治の病か・・クレイジイ(狂い爺)に生きるのも悪くない。
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