鍋倉山と巨木の谷
信州の山巡り、第4弾は関田山脈の鍋倉山。山スキーでしか知らなかったが、最近は信越トレールとして人気がある様だ。関田峠から往復すれば3時間弱の半日行程、残った時間は更埴市の冠着山(姨捨山)へ行くか、小布施の街を散策するか・・と云う腹案で出発した。
●場 所:関田山脈・鍋倉山 1288m
●時 期:平成28年11月5日(土)
●同行者:山ノ神
●時 程:茶屋池ハウス 0850、筒形峠 0910、黒倉山 0950-1005、
鍋倉山頂 1030-50、久々野峠 1105、森太郎分岐 1145-55.
森太郎 1215、県道(Ⓟ)1255-1310、茶屋池ハウス 1400、
信州滞在7日目の朝は、今まで最高の上天気。6時少し前に小屋を出て、2時間半で登山口へ到着した。当初は関田峠からを予定したが、すぐ下の茶屋池には広い駐車場、レストハウス、手洗いが整備されているのでここをスタート地点とした。レストハウスで入手した案内地図で、巨木の谷コースと、森太郎という樹齢400年ブナの巨木があることを知った。最終決心は鍋倉山であったが、この時点で姨捨山も北斎の天井画も無くなり、巨木の谷の森太郎へ関心が移っていた。
(画像の最後に案内図のコピーを載せました)
静まり返った茶屋池の水面。紅葉がほぼ終わっているのが少し残念。
池南側の歩道から鍋倉山へ向けて出発。ハウスは無人であったが開いていた。
信越トレールへの連接路の山毛欅。平地の為か根元が曲がっていない。
稜線は雪や風で曲りくねった矮木が多く気を付けないとデコピンを食らう。
稜線の北側は越後の国。日本海が見渡せる。
山頂が近づくと雪がチラホラ。我が小屋より標高は低いが・・信州は広い。
鍋倉山頂上。何組かの登山者と出会い、楽しく交歓。
山頂からの西望。火打山は雪で真っ白。
南の肩から南東方面を望む。平地は朝霧の名残か、畑焼の煙か靄が佇む。
山頂北側からは北東に延びる山並みを遠望。茶屋池は崖の様な地点のすぐ左。
久々野峠から巨木の谷へは北面の横断が続き、足場は悪い。
既に葉が落ちているが、空に向かって枝を広げるような山毛欅の巨木。
森太郎への分岐を過ぎると路は南へ向かい、明るい雰囲気に。
山毛欅の紅葉
巨木の谷の主、森太郎。樹齢300年以上、樹高25m。この先に森姫という巨木もあったそうだが、今は倒れてしまったとの事。近くへは行かず登山路から眺めた。
森太郎まではいかないがこれも立派な巨木。紅葉を青空に広げている。
登山道を横切る根の曲がったブナ。一寸腰掛させてもらった。
巨木の谷入口から県道を茶屋池に戻り、今日の山歩きを無事終了。
案内図。黄色の線が今回のトレース(GPSではありません)。