秩父・矢岳

奥多摩の裏側で気になる二つの山がある。熊倉山と矢岳、連休最終日の8日、未だ登ったことのない秩父矢岳に出かけた。古いアルペンガイドの載っていない為、ネットで探すと『たそがれオヤジさん』の2012年12月の記事が見つかり、早速参考にさせて頂いた。コースは北尾根を登って北東尾根を下る・・、全く記事と同じもの。
●場  所:秩父矢岳 1357m
●時  期:平成28年5月8日(日)
●同行者:単独
●時  程:武州日野駅 0840、卵水 0910、585m峰 0845-0855、祠 1000、
      820m地点 1025、1000m地点 1050-1100、ガレ場 1110、
      矢岳山頂 1205-1220、篠戸山 1310-1320、道迷い発覚 1350、
      登山道復帰 1410、大反山手前鞍部 1415-1425、小流通過 1455、
      一般道 1505、武州中川駅 1530、

車で登山口まで行きたいところであったが、帰路の交通渋滞が気に掛かり、電車を乗り継ぎ3時間かけて登山口の武州日野に到着した。下車した登山者は私のみ。
このコースの楽しみは北尾根。道が無いというので褌を引き締めて掛かる。地図は5万分の一を2倍に拡大した何時ものやつ、GPSや高度計は持たないので、自前の8年式・高度位置推測器(乙ヘタレ型)が唯一の頼り。普段は仕舞ったままの磁石もいつでも見られるように傍らに保持した。
天気は上々前に登った熊倉山も今日は綺麗に見えている。
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民家のお花畑の先には尖った矢岳が見える。
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矢岳山頂手前を左下に下っているのがこれから登る北尾根。
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右に大きく屈曲する所から卵水へ向かい、川浦川を渡る。
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先ずは卵水を確認。一旦、元の別荘地(キャンプ場?)へ戻る
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最初の取付きは道が無いというので、別荘地から真っ直ぐ山へ延びる道を進む。
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どん詰まりから遮二無二上を目指す。途中左によると急な小尾根に出て更に上へ。
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北尾根に乗ってしまうと後は迷うことなし、道はないがすっきりと歩ける。
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最初の休憩地点先から熊倉山を眺める。位置評定は地図を見乍ら推定するが、暫く通過しないと確定できない。(8年式の弱点である)
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ガレ場は概ね1000mを越えた辺り。大きな木の脇で写真を撮ったが、反対側から見たら大きく下が抉られていた。クワバラクワバラ
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三つ葉躑躅が咲くところは急斜面。両手も動員してよじ登る。
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山頂が近くなると岩稜も現れる。
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展望の無い矢岳山頂。リーチの短い8年式自前自撮り棒で記念撮影。
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篠戸山経由の下山路には普通の菫の半分ほどの可愛いい花があった。
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石灰岩が露出した篠戸山の稜線。東側が開豁している。
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篠戸山から武甲山を眺める。ダムへ直接下る道もある様だ。
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振り向いて矢岳を眺める。気分は既に下山状態。(ここに油断があった)
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962高地と間違えて無理やり探して下った尾根。ピンクのリボンに安心していたが、送電線と大反山が見え出すと位置関係おかしいことに気が付いた。
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結構下った為、そのまま下る(1案)、元へ戻る(2案)も考えたが、獣道を横切る第3案を取った。小さな谷を数回渡り本来の道へ復帰したが、危ない選択でもあった。
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大反山の西側を巻き、70号鉄塔付近から誤って降りた尾根と地点(✖)を眺める。
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駅到着は発車4分前、電車に飛び乗り3時間、無事帰宅した。今回の路迷いは、位置誤認の結果、敢えて道探しをして嵌り込んだお粗末。8年式は要廃止処分か・・。
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