篠井山と思親山
山梨百名山落穂拾い第6弾は篠井山と思親山。あまり本望では無かったが、1日で2つ山梨百名山を漁るエゲツナイ山歩きをやってしまった。篠井山は富士川右岸にある南アルプス前衛峰、地図には岩記号がビッシリあり、北ア前衛の有明山を彷彿させる山だ。麓からの標高差は1000m以上ありそうだが、我々の登山コースは裏側に廻り込んだ奥山登山口からの往復で、標高差は約700m。下山後元気が良ければ富士川対岸の思親山を佐野峠から往復する心算で出かけた。
●場 所:南ア前衛・篠井山 1394m、天子山地・思親山 1030m
●時 期:平成28年1月10日(日)
●同行者:山ノ神
●時 程:奥山登山口 0815、篠井山 1005-1045、奥山登山口 1200、
家を出たのは5時半過ぎ、新東名に新清水ICまで乗り篠井山登山口へ着いたのは8時過ぎ。車窓から眺めた富士山は雪が少なく、まるで秋景色。しかし、標高700mの登山口の気温が1℃の為、少なくとも-17℃くらいだろう。先着車両は3台、出発するときに1台が到着。(合計5台が本日の入山者?)
瀧を見乍ら登山開始。右手の沢沿い舗装道を行き、右岸に渡ると登山道に変る。
左岸に戻り、大きな谷を越える。明源ノ滝を左に見る。
トラロープがある一見嫌なトラバース。(山ノ神が躊躇したが案ずる程ではなかった)
小尾根に取りつき急な登りが続く。
山頂北西側から北岳、笊ケ岳を望むことが出来た(拡大可能)
篠井山頂上。富士山を背に記念撮影。狭い山頂にほぼ5組が集まった。
山ノ神を残して北峰を往復。東側への登山標識には赤テープが巻かれていた。
左下な滑滝を見乍ら往路を慎重に戻る。ここも凍結時は嫌な所だろう。
下が滝になっている丸木橋。慎重に渡る山ノ神。
この様な滑滝が沢沿いに連続する。蛭が出なければ夏場が良いのに・・
大きな左岸の谷を回り込んで渡る。次いで右岸に渡ると登山口も近い。
丁度12時に下山。空は飽くまで青く、思親山が待ってるぞと云っている(訳ない)。
途中2回戻って1時間強、やっと到着した佐野峠。対向車とすれ違い大変だった。
手洗いも完備した立派な佐野峠駐車場から再出発。往復の累積標高差約300m。
落葉がフカフカの階段道をトコトコ登る。
思親山頂から眺めた1月らしからぬ富士山西面。大沢の崩壊が激しい(拡大可能)
思親山頂上。刈払われ日射し一杯だが。南アルプス方面の眺めが残念。
陽が傾き始めた山頂を後に佐野峠へ戻る。渋滞で4時間かかったが無事帰京。