秋の花見ハイク(相模上臈ホトトギス)

日本近海で発生した台風18号は、日本を縦断して北へ抜けた。台風一過の翌日はピカピカの日本晴れ。沢の増水と、林道の地盤緩み等のリスクがあるが、相模上臈杜鵑を見に、表丹沢へ出かけた。本命はセドノ沢左俣であるが、山ノ神と同行の為、廃道になっている書策新道から進入した。
ポイントは2ヶ所。セドノ沢との合流点付近と行者ケ岳のキレット北側。行者ケ岳からは仲尾根を下るか、政次郎尾根に戻って戸沢出合に戻るが、どちらを選ぶかは山ノ神の足に任せる事にした。
路の荒れ方が酷くなっている為、20m補助ロープと安全ベルト、スリング、ムンチャク等を数本持参した。(相模上臈杜鵑は岩場の厳しい場所に咲いている為、撮影時の自己確保のためにもロープはあった方が無難)
●場  所:表丹沢・行者ケ岳周辺
●時  期:平成25年9月17日(火)
●同行者:山ノ神
●時  程:戸沢出合 0900、本谷F5上 1040-1050、セドノ沢との合流点 1120-1140、
     セドノ沢離脱点 1155-1215、書策小屋跡 1245-1300、行者ケ岳鎖場 1315-1335、
     政次郎ノ頭 1340-1400、戸沢出合 1525、
家を出たのは7時キッカリ、東名に乗ると丹沢の山並みが良く見える。富士山は雪を抱いているかと思ったが、まだ真っ白であった。戸沢林道は通常より荒れており、川のようになっている場所もあったあったが、沢から土砂が流れ出ている場所や、崩落個所は無かった。出合には3台の車があり、3人が出かける所であった。
 
普段より水量が多い水無川。戸沢を渡るのに一苦労して出発。遠くに塔ケ岳の稜線が見える。
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最大の難所で山ノ神が固まる。固定ザイルにセルフビレイをとりつつ、何とか通過。
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増水した本谷F5上の河原。ストックと手を貸し、ファイト一発。岩を飛んで、通過。
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セドノ沢合流点に咲いてました。相模上臈杜鵑。荒れている為、8m滝下へは下りなかった。
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横から眺める相模上臈。岩から飛び出した木の根にスリングでセルフをとり撮影。少しブレた。
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鉱山跡にもある筈だが、道が判りづらくなっている。この辺も前回より数が少ない。
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セドノ沢左俣を離れ、右俣との中間尾根に出ると展望が開け、大島や伊豆の山々も見える。
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書策小屋跡は綺麗に片づけられ、富士アザミが咲く休憩点に変身。イメージ 9
 
行者ケ岳岩場の相模上臈。少し見つけにくい所に一株だけ咲いていた。
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仲尾根を下るのを止めて、政次郎の頭へ戻る。今日の表尾根は本当に静かだ。
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政次郎尾根には鹿除け策が張られ、鹿柵新道だ等と云いながら下山。最後の関心は戸沢を濡れずに渡れるか。途中、丹沢の名水を一口飲んで、帰宅の途に就いた。
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