大寒波の大菩薩・牛奥雁ケ腹摺山

最近は800mクラスの低山歩きが主体となっている為、2000mクラスの山をスノーシュウで歩きたくなった。小金沢連嶺縦走では無く、日川林道から直接登る経路があると云うことで、思いついたのが牛奥雁ケ腹摺山。小金沢山まで往復を基本とし、出来れば石丸峠から林道へ降りようと云うのが取らぬ狸の皮算用。寒波が来ている事は知っていたが、割と気楽モードで出かけた。
●場  所:大菩薩・牛奥雁ケ腹摺山(1995m)
●時  期:平成25年2月24日(日)
●同行者:山ノ神
●時  程:ペンション鈴蘭 0915、下の林道起点 0930、下の林道終点 0955、日川林道 1010-1020、
      牛奥雁ケ腹摺山 1205-1210、西側鞍部 1220-1240、日川林道 1330、
      下の林道終点 1340-1350、ペンション鈴蘭 1430
自宅を7時過ぎに出発、天気は良好。富士山の南東方向には雪煙が纏わりついている。上日川峠への県道は、ペンション鈴蘭の少し先で閉鎖されている。ペンション前まで来ると黒い犬が猛然と吠えまくり、車の周りを廻り始めた。思い切ってペンション前に進み、駐車をお願いしたら快く了解してくれた。黒い犬は純粋の甲斐犬で3歳との事。尻尾を振って飛びつかれ、少し閉口したが愛嬌がある。
スノーシュウを担いで出発すると、県道のゲート前に1台の車があり、聞くと山頂を既に往復してきたとの事であった。山頂付近は氷点下10℃位と聞き、気を引き締めて再出発。
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凍結した県道218号を行くと、ペンションの黒い犬がついてきて前を走る。
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小さな脇林道に入り、暫くすると山道に変わる。
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山道を抜けると日川林道を横切り、そこが直登登山道の入口であった。ここで小休止。
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前に行ったり、横へ行ったり大活躍のガイド犬。取敢えずクロと呼ぶことにした。
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樹の間越に雷岩付近の稜線が見える。風が強く、大きな落葉松が揺れている。
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何処までもついて来るクロ。ガイド料はサンドイッチの切れ端。この先でスノーシュウを履いたが、岩場で脱ぎ、道端に残置した。
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間も無く山頂。眺めは良いが、富士山は煙っている。10m/s位の風が吹き、寒い。
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牛奥ノ雁ケ腹摺山頂上。今日はここまで、寒い為、風の弱い西鞍部まで戻って休むことにする。
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500円札の雁ケ腹摺山(中央)と丹沢山地。気温はー7℃。帰りは向い風で、顔がこわばる。
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西側鞍部で休んだ後、下山開始。途中の小岩峰から大菩薩湖を見下ろす。クロもポーズ。
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県道の凍結路でスノーシュウがつかえるか社会実験。見事に有効(でも山では無理でしょう)。この先の路上で捜索に来たペンションの御夫婦に会いクロちゃんは無事帰宅。我々も家路へ着いた。
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