好展望の廃道、丹沢・烏尾山仲尾根

表丹沢は良く出かけるエリアであり、先日は源次郎尾根を下って来たが、今回は向かい側の気にかかる場所、烏尾山仲尾根に出かけてみた。何と、山ノ神も一緒。
烏尾山仲尾根は、国土地理院地形図に道が明確に描かれているが、登山用地図(2009、山と高原)では廃道となっている。以前、戸沢右俣を下る心算で突っ込んだ時は間違って新茅ノ沢を下ると云うミスを犯したが、猛烈なブッシュを転がり落ちる様に沢へ下った。6月末、新茅ノ沢を登り、戸沢右俣を下った時も仲尾根下り口を捜したが、良く判らなかった。作治小屋の直ぐ下に仲尾根入口の案内板があることは以前から確認しており、登りならば必ず最後に山頂に辿り着く。またブッシュもこの時期なら何とかなるだろうと云う目算であった。
●場  所:丹沢・烏尾山仲尾根
●時  期:平成24年11月20日(火)
●同行者:山ノ神
●時  程:新茅山荘 0850、仲尾根入口 0905、山頂60分標識 0950-1005、
      烏尾山頂 1100-1125、三ノ塔 1200-1220、牛首 1315-1325、
      表丹沢林道終点 1400、新茅山荘 1410
 
新茅山荘から出発。気温8℃。戸沢林道を登り、新茅ノ沢入口付近からはモミソ沢の懸垂岩が眺められた。仲尾根入口は作治小屋の直ぐ手前。間もなくだ。
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案内板に誘われ、仲尾根へ踏み込む。植林帯の登りやすい処を上へ進む。樹間からは本谷源頭部が時々顔を出す。
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山頂80分標識があった明るい尾根。この尾根は殆どが広葉樹林の為展望が良い。
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大倉尾根の上に富士山が白い姿を現し出す。山ノ神はブツブツ言いながら大奮闘。
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表尾根・行者ケ岳。戸沢左俣がキレットへ突き上がっている。
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ミニ植林帯を過ぎた後の気持ち良い稜線。『ここで休みたかった』は、山ノ神の弁。
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イバラが痛いと云いつつ、登って来る山ノ神。刈り払いも確りされている。これが廃道とは、もったいない。指導俵、テープも十分にある。
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烏尾山到着。本日の目的達成。(然し、火曜日なのに登山者が次々に通過する)
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三ノ塔頂上には鷹の案内があった。帰りは三ノ塔尾根経由、牛首から表丹沢林道へ。(ここで展望とお別れ)
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偶にライダーが乗り込むだけで静かな表丹沢林道。紅葉は未だ2週間位期待できそう。日当たりで、一番盛りの紅葉を登場させた。表丹沢林道終点は戸川林道との合流点。そこから僅かで朝駐車した新茅山荘前に到着した。広い駐車スペースに停まっているのは我が車だけ。自宅へは国道246号線で3時間近くかけて帰った。
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この仲尾根は、水無川流域の表丹沢支尾根では最も展望が素晴らしい尾根である。若干道は悪いものの、標識もあり、お薦めのコースである。但し下りは急な為御用心を。