小川山マルチ合宿①

我々は、飯能駅に9時に集合する小父さん(実態はお爺さん)クライマーで、普段は近郊のフリークライミング、春先はスキー登山を行っている。今回は小川山にテント泊、昼間はマルチをバンバン登り、夜は盛大な焚き火をしよう・・と云うのが今回の企画。
日程は9月3日(月)~7日(金)のシルバータイム。リーダーは、先頃目出度く役職を退き、フリーになった我らが大先達Y田氏。全国津々浦々に参加の檄を飛ばしたところ、集まったのが、同じく目出度く定年を迎え、住まいを八ヶ岳山麓に移した名人S井氏。それに、時々信州人に変身する小生・雲隠れN蔵の2名。行動予定は、初日はテント設営、中3日はマルチ登攀、最終日は撤収と云う段取り。
メンバー3名は3日10時、小淵沢駅で会合すると、買い物の後、真っ直ぐ廻目平キャンプ場に直行。
テントを素早く設営し、裏手の父岩に前進。普段は混みあって登れないと云われる『小川山物語』『タジアン』でウオーミングアップ。グレードの割に厳しい試練を与えられ、夕方テントに戻る。広場にはあちこちにテントが張られ焚火。我々も焚火の下で夕食の鍋をつつき、初日が無事終了した。
2日目は、屋根岩2峰の『セレクション』。8時過ぎに出発したが、中々取り付きに辿り付けず、到着は10時過ぎ。順番待ちで出発は11時頃。さらにトップを任された小生が6.7か6.8のNPクラックを登れず、モタモタ。結局、先達にトップを交代してもらい再出発。小生は4ピッチと最終6ピッチをトップで登ったが終了点でヘロヘロ。日没と競争の下山となった。2日目は夕食は作らず、入浴の後、ナナーズに出かけ、あり合わせで済ます。今日はマルチを十分過ぎるくらい堪能してしまった。然し、ここの6.8は何なんだ!
(そのへ続く)
 
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小川山物語に初挑戦(小生)。長いスラブであったが、終了点からの眺めは最高。
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小川山物語(S井さん)久し振りのクライミングとは思えない軽さ。
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タジアンⅡ(Y田さん)。傾斜は緩いが、下部に厳しい場所があった。
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父岩から駐車場と金峰山荘を見下ろす。
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焚き火をしながらの夕食。闇汁会の様な醍醐味がまた良い。
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セレクション2P目のスラブ(S井さん)爾後カメラは出る幕無し。必死で登りました。昨日より易しいルートと云ったのは誰だっけ。
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終了点から奥秩父の山並みを眺める。夕日が低い。
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終了点付近。ワイヤーに導かれて右へ巻いて行くと踏み跡があり、南稜基部の遊歩道に出た。
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屋根岩上部を眺める。遊歩道を沢沿いに下ると意外に早く広場へ出た。兎に角風呂だ!
 
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