南アルプス・北岳 Ⅰ

昨年は年甲斐も無く日帰り登山を行い、北岳には登ったものの、本来目標・小太郎山へ向かう際、足が攣り、小太郎を諦め下山した。今年は、昨年の教訓を生かし、失敗を繰り返さない為、大金をかけて小屋泊まり。その代わり欲張って北岳草も見ることにした。小太郎山は『三度目の正直』となるか、あるいは『二度あることは三度ある』になるか、山ノ神様のみぞ知る・・。
場 所:南アルプス北岳
時 期:平成24年7月9~10日(月・火)
同行者:単独
時 程:
 《第1日》 広河原 0725、二俣 0910-0920、肩ノ小屋 1115 (小屋まで)
  肩ノ小屋1200北岳1225、八本歯巻道1305-1330北岳1410-1420、小屋1440 (花見)
前日の8(日)夜8時に東京を出発し、芦安を目指した。今回は夜叉仁峠の駐車場まで登り、そこで車中泊、朝0647発のバスを待つことにした。峠の駐車場への山道は霧がかかり難儀ではあったが夜間の為、出合頭の衝突が無いのが嬉しい。峠駐車場の朝は弱い雨。気温17。ゆっくりと準備していた6時前、ジャンボタクシーが数台通過して行く。なんじゃこりゃーと云っても時遅し。ゲートの係員に聞いたら、バスは平日ダイヤでも、タクシーは人さえ集まれば出発するとの事であった。定刻のバスを待ったのは他にもう1組。バスが間もなく到着と云う時にタクシーがUターンして誘いを受けた。少しでも早い方が・・と云うことで乗車したが、得した時間はせいぜい10分と云う所か。広河原の吊橋下を流れる野呂側は水量が多く豪快。吊橋から見上げた大樺沢上部は残念ながら雲の中であった。
 吊橋から見下ろす野呂側の流れ
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大樺沢二俣。雪渓は右岸迂回道の少し上から谷を埋めていた。
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二俣上部。右俣コースは数日前迄通行止めであった。左俣はアイゼン必携。
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御池からの道が合わさる辺りは金杯の群生地。花に霧がかかり、濡れている。
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明日通る小太郎尾根。肩の小屋はもう近い。
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小屋に荷物を預け北岳草捜しに出発。目指すは下の巻道分岐点。周りはお花畑。
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八本歯の巻道。ここに北岳草の群生地があった。北岳固有種との初対面は感激。
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北海道で会った日高草の親戚。こちらはまだまだ頑張っているのが嬉しい。
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北岳山頂を通過し小屋へ戻る。あとは深山夕食と雲間泡立ち水だけが楽しみ。
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