西上州・赤岩尾根縦走

赤岩尾根は、立ち読みしたガイドブックに『豪快な西上州の岩稜縦走コース』と記述され、気にかけていた山である。赤八潮躑躅の頃が良いらしいが、季節外れの梅雨時、独りで出かけた。
標識も、固定ロープも無いのかと思ったが、先人のブログを拝見するとそうでもないらしい。
念の為、補助ロープハーネス以外にシャントやら何やら持ち込んだら結構量が増えてしまった。6月は沢靴しか履いていない為、久し振りのトレッキングシューズ。それにしても金物が少し多すぎた様だ。
●場  所:西上州・赤岩尾根
●時  期:平成24年7月5日(木)
●同行者:単独
●時  程:小倉沢 0815、赤岩峠 0910-0930、赤岩岳 0950、1583m峰手前ピーク 1030-1040、
       1583m峰 1050、P4峰 1120-1135、P1峰 1230-1250、八丁峠 1310、
       上落合橋 1340-1400、小倉沢 1435
自宅を出たのはキッカリ5時。環7も順調に流れ、約30分で関越道に進入。ところが電光板に鶴ヶ島東松山、通行止めの表示。参った・・と思い、混雑する三里SAへ入り情報収集。朝6時まで工事の為の通行止めであった。その後、高速道路の運行が再開、299号線志賀坂峠から林道に入り、登山口・小倉沢の鉱山住宅跡に、此方もキッカリ8時に到着した。天気予報は曇りであったが、山にかかる雲は無く、何とか持ちそうな気配で一安心。
八丁トンネルへ向かう林道から両神山方面を眺める
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登山口で赤岩岳を仰ぎ、峠へ向かう。峠でハーネス、ヘルメットを装着して本格準備。
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左手のルンゼを登り、右に戻った岩尾根からはオオナゲシが目の前に見えた。
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岩岳までは樹林の中の急登が続く。東へ向かうと南面が切れ落ち、登山口が足元にある。
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岩場にぶつかり左下からルンゼを登る。滑りやすく、最初のホールドが甘い。
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今日の核心、1583m峰南面の岩場。残置ロープが見える辺りは思ったより傾斜が緩かったが、確実なホールドを拾い慎重に登る。フィックスにはスリングをかけ、万一に備えた。
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1583m峰を越えるとホッとしたが、まだ多くの未知のピークが控えている。
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P4辺りから後ろを振り返る。P3途中に現れた岩は、チムニーに入る直前が滑り易く被り気味。
ヘルメットがつかえてしまった。
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最後のピークP1。正面の岩場を登る(3級)。普通の尾根なら当然鎖が付くレベルだろう。
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尾根上の最高地点P1から振り返った赤岩尾根。木の根を掴む上り下りの連続であった。
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赤岩峠から3時間。孫達、爺は疲れたぞ。それに暑い。ここは立入禁止らしいので早く帰ろう。
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