南アルプス・北岳 Ⅱ

《2日目》 7月10日の今日は、小太郎山を往復して広河原へ下山するだけ。昨日は念願の北岳草を見ることが出来た。今日はもう一つの目標に登るのだが、素晴らしい展望を期待したい。夜、手洗いで外に出ると、薄ら靄がかかってはいたものの、月・星が見え山の端も黒く見えていた。
北岳肩の小屋の朝。早起きで山頂まで出かけた人もいた様だが、小屋前の御来光で新しい1日を迎える。気温5℃。奥秩父国師岳辺りから上がった日の光は、瞬く間に山の全域に行き渡った。
昨日、2回通過した北岳頂上であるが、残雪を残した間ノ岳の写真が欲しくなり、朝食後、今回3度目の北岳頂上へ向かった。カメラだけであったがサンダル履きと云う訳にはいかないので、足ごしらえだけは確りして行った。約 1時間の朝の散歩である。
(肩の小屋0530、北岳頂上0555-0620、肩の小屋0635)
 
鳳凰3山の向こうから7月10日の朝が始まる。今日は良い1日になりそうだ。
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吊り尾根の向こうには富士山も顔を覗かせた。
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日の出。奥秩父国師岳辺りに見えた日の丸があっという間に輝きとなる。
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北岳山頂。頂上までは標高差約200m。ハクサンイチゲにも陽の光が当たる。
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雲一つない仙丈岳
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頂上近くから間ノ岳。この後、中央の雲が広がり間ノ岳の半分以上を覆ってしまった。
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シンガポールから来た若者に写真を撮ってもらう。
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15分待ったが間ノ岳山頂から雲が切れず諦める。昨日、近くまで行った北岳小屋を見下ろす。
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北岳バットレスを覗く。雲の合間に大樺沢二俣付近の雪渓が微かに見下ろせる。
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