裏丹沢神ﾉ川、林道の春

神ﾉ川は丹沢の主要な峰（蛭ヶ岳、檜洞丸、大群山）からの水を集め、道志川へ流れ込む。蛭ヶ岳への往復に使った静かな林道にも春の訪れがあった。袖平山分岐付近。

 

里で満開の豪華な染井吉野とは一味違う違う、林道横、崖下に咲く山桜。対岸や林道の上にも散見される。近くで鶯が頻りに鳴くが、姿は見えなかった。

 

林道が沢を横切る度に楽しみなのが滝の存在。氷も解け、流れの上の方にピンクの躑躅が花をつけている。

 

岩場に咲く三つ葉躑躅。美しいが近くへ寄ることは難しい。近くに無いのは盗掘の為と考えると寂しい。そっと遠くから見守っていこう。

 

往復共に誰にも会わない静かな林道。その林道に房わしい名前の花があった。ヒトリシズカ。

 

蛇行しながら林道の遥か下を流れる川を眺める。鳥たちの囀る声に耳を傾け春を感じる。山の途中でルリビタキを見つけたが、すばやくてカメラに収めることが出来なかった。