西上州・大ナゲシ

師走と云うのに、今年は雪の到来が遅い。然し2000m級の峠道は、そろそろ凍結しだす頃だ。スタッドレスタイヤに履き替えた、雨上がりの翌々日、西上州へ出かけてみた。場所は両神山の奥に連なる上武国境稜線の大ナゲシと赤岩岳。単独の場合、赤岩岳縦走、山ノ神同行の場合大ナゲシと赤岩岳と云うことで計画。山ノ神も同行希望と云うことで、上州上野村、胡桃平から往復することに決着した。
●場  所:西上州・大ナゲシ
●時  期:平成23年12月5日(月)
●同行者:山ノ神
●時  程:鉱山住宅跡 0900(西側の沢へ迷い込み1時間ロス)1005、赤岩峠 1125、
      峠西のピーク 1140-1155、大ナゲシ 1220-1230、峠西のピーク 1255-1310、
      赤岩峠1320、鉱山住宅跡 1410
東京を0450出発。関越で花園まで行き、後は下道を上野村へ走る。胡桃平へは4時間で到着。
然し、災害復旧工事で奥へ進めず、何と無く駐車も憚る様子であった為、埼玉県側へ回り込むことにした。天気は上々で、八丁峠へ向かう道からは筑波山を望むことが出来た。写真は双子山。登山口が変わったが、経路は短くなったため、未だ余裕のよっちゃんの2人であった。
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日窒鉱山住宅は完全な廃屋。立入禁止の看板があった為、別の場所を捜してみたが、ここしかない。急ぎ足で廃屋を突っ切ると、赤岩峠と書いた標識が塀にかかっていた。右手は赤岩岳
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登山道の困難度は高いと云うことなので、堰堤脇を登り谷を進んだが、踏み跡も標識も無い。山ノ神を残し、右手の小尾根を偵察したが道は無かった。一本西側の谷に入ったことが判った為、引き返す。約1時間のロスとなった。
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立入禁止住宅の横に標識があり、立派な登山道が檜の植林帯についていた。登るにつれて視界が広がり、両神山が背後に現れ、前の赤岩岳も大きい。
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赤岩峠は風の通り道。寒風が吹き抜ける。樹の間越しに上州側の大ナゲシを見ることが出来る。
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途中の稜線から眺めた大ナゲシ(1532m)。最初のピークで山ノ神は休憩をとり、独りで山頂を往復することになった。
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大ナゲシから眺めた赤岩岳。次回、陽の長い時に縦走しよう。
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山ノ神と分かれた後、山頂までは25分。下の岩場は右と左があり、両方を試してみたが、山ノ神には少し厳しかったかも知れない。上の岩場は全く問題なし。
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陽だまりで本を読んでた山ノ神は休養十分。それでも慎重に岩稜を下山。
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赤岩峠から、赤岩岳への往復は今回断念し、途中の分岐点を確認して山ノ神を追った。冬枯れの南斜面は暖かく、落葉ラッセルの下りとなった。
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登山口で石の標識を再確認。我々が最初に入ったのは雁掛け峠への踏み跡であった様だ。兎に角無事下山。帰りは秩父湖、正丸峠を経て所沢街道経由4時間半をかけて我が家へ戻った。
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