長者ケ岳と富士山麓・田貫湖

富士山を西側から眺める絶好ポイントの田貫湖と長者ケ岳を訪れた。以前来た時は天子ケ岳を廻り、青空に秀麗な富士山が聳える様が記憶に焼き付いている。今回は、長者ケ岳を往復し、田貫湖西側に下って湖畔を戻るA案と長者ケ岳から北の天狗岳を越え、湧水峠から遊歩道を田貫湖へ戻るB案で計画した。
●場  所:天守山地・長者ケ岳~天狗岳
●時  期:平成23年11月30日(水)
●同行者:山ノ神
●時  程:県営キャンプ場 0920、休憩舎跡 0950-1000、第3ベンチ 1035-1045、
     長者ケ岳 1105-1140、天狗岳 1235-1300、送電線114号 1325、林道 1350-1400、
     小田貫湿原 1415、田貫湖入口 1445、県営キャンプ場 1450
 
今日は、山ノ神を祭り上げて37年目に当たる記念の日。山ノ神の総元締めである富士山を仰いで今後も御加護のあらんことを祈る為に入山した。天気予報は晴れの予定であったのだが、東京近郊は低い靄が懸かって丹沢の山々も中々見えない。秦野盆地を過ぎる辺りから雲が晴れ、靄ってはいるものの山々が顔を出してきた。前回の様な素晴らしい景色を期待しつつ、田貫湖に到着したが、田貫湖は暗雲が垂れ下がり、先行きが思いやられる嫌な予感。山の方は明るく、山ノ神も椿が咲くバンガロウの間を縫って元気に登っていく。
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明るい尾根を歩くとベンチを発見。休憩舎跡の様だ。早いが一休み。ここから10分行ったところに湖畔への道が分かれ再びベンチがあった。下を覗くと田貫湖が手に取る様に見える。
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到着した山頂は誰もおらず。霧の中で景色も見えない為、ランチタイムとする。15分程すると先程追い越したペアが到着し、後ろを振り向くと、その瞬間霧が晴れ富士山が顔を現した。
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見え隠れする富士山をバックに記念撮影。山ノ神と今後の予定を話し合い、天狗岳、湧水峠の
B案を選ぶことにし、いそいそと出発。
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天狗岳への道は毛無山への縦走路の一部。あまり歩かれていない様だが確りとした歩き易い道が続いていた。たまに、こんな倒木も出現。
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天狗岳は1373m。今日の最高点だが何も無い。天狗の葉団扇の様な大木と送電線巡視路の標識があるのみ。ここで再度評定をし、巡視路を借用することにする。
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当初は地形図にある尾根上の道を114号送電線まで下る。左手、北の方には高度を上げつつ毛無山へ続く縦走路と湧水峠からの送電線が見える。
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114号鉄塔から南側の支尾根に送電線が伸び、その右手の斜面を巡視道が下る。荒れた林道にぶつかり、そこを暫く行くと東海自然歩道の遊歩道(車道)に出くわした。
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遊歩道(車道)の脇には、こんな小さな湿原も出現。小田貫湿原で反対側に駐車場もあった。富士山は笠をかぶっていたが姿を現している。
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湿原の端から振り返ると、送電線と下りて来た尾根が確認できた。天狗岳は雲の中である。
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田貫湖の県営キャンプ場に間もなく到着。天狗から近道を下りたのは正解であったようだ。初冬の夕暮れは早い。後は無事家に帰る事だ(感謝)。
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