思わぬ雪の奥武蔵・丸山

今年の冬は雪が少ないが、好天予報の1日を奥武蔵の陽だまりで過ごそうと出かけた。場所は、西武線沿線案内で知った丸山。標高960mが西武線以東の一連の山の最高点であることを認識したのは、登山用に地図をコピーした出発前日。車で行きたがった山ノ神を説得し、池袋発0805の快速急行に乗る為、家を7時に出発した。
●場  所:奥武蔵・丸山
●時  期:平成23年12月10日(土)
●同行者:山ノ神
●時  程:芦ヶ久保 0940、丸山頂上1145-1200、大野峠1230-1240、赤谷1325、芦ヶ久保1345
 
芦ヶ久保駅で下りた登山者は30人程度、ここは二子山への登山口でもあるが、殆どの人が丸山を目指した様だ。道路を渡って西武線発行のガイド通りに歩く。二子山の北面は雪で真っ白だがこちらは暖かい、軒先の干柿や柚子の樹が季節を表している。
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農村公園から山の花道を行く予定であったが、凍結した場所もあった為、車道に戻り、丸山に直接登る路を進んだ。雪が残った民家の屋根の向こうには武甲山が白く聳える。
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杉林が雑木に変わると雪が出て来た。降ったばかりの雪は滑らず歩き易い。
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振り返ると浅間山。今週の月曜日は未だ夏の装いであったが、一気に冬模様に変わっていた。
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雪で閉ざされた車道を通過すると、そこは園地の様になっており東屋がチラホラ。雪は深いところで7~8Cmと云う所か。
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山頂到着。多くの登山者がここで弁当を広げ、展望を楽しんでいる。我々は途中で概ね食べ終わってしまった為、ここは観るだけとなった。
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山上展望台は360度の大展望。両神山(右端)と秩父市街の奥には八ヶ岳も白い頭を覗かせていた。
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北は浅間、上越、奥日光、南は丹沢が望まれたが、目の前の堂平山、剣が峰の辺りでは盛んにパラグライダーが飛んでいた。右奥に霞むのは筑波山
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山頂から、南東に延びる尾根は気持ちの良い雪道の散策路。パラグライダーの離陸場は絶好の展望点にもなっていた。
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雪に覆われた車道が右手に現れると大野峠。東屋があったので一休み。ここは林道の三叉路、道を横断して杉林を下る。
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下りついた所は赤谷の集落で奥に両神山を望み、熊をシバシバ見かけるそうだ。今日は遭わずに良かった。国道沿いに下ると20分で芦ヶ久保の駅に辿り着いた。思わぬ雪であったが、車が入らない静かな奥武蔵を堪能することが出来た。
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