今年も相模上臈を見に丹沢へ

平成17年、新茅ノ沢の遡行帰りに新茅山荘に立ち寄った。そこで小屋の奥さんに教えてもらったのが相模上臈。以来、毎年丹沢を訪れ、秋の花見を楽しんでいる。今年は今までと異なり、行者ケ岳周辺の花を楽しんできた。
●場  所:丹沢・行者ケ岳
●時  期:平成23年9月14日(水)
●同行者:山ノ神
●時  程:新茅山荘 0730、烏尾山 0925-0940、行者ケ岳 1000-1030(散策)、
     政次郎ノ頭 1040-1100、戸沢出合 1300、新茅山荘 1320
 
先ずは今年最初の相模上臈杜鵑(サガミジョウロウホトトギス)に登場願おう。
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新茅山荘前から、いきなりの急登。先日の台風・大雨の影響か、登山路は結構荒れていた。
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途中から路が良くなり、江戸時代の石仏?を過ぎると最後の九十九折。やがて烏尾山に到着。ここまで誰にも会わなかった。
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行者ケ岳へ向かうと普通の杜鵑が紫の斑模様を付け、道端に現れた。
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昨年、花を確認した場所は鎖場下の北側であったが、行者ケ岳山頂標識の直ぐ先北側にも群生地があった。これが第1相模上臈。沢の源頭部になるので滑らない様、また落石を起こさぬよう十分な注意が必要だ。
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ここは登山最盛期には渋滞が出来る鎖場。今回、1名の方と擦れ違い、また1名に追い越されたが、相模上臈の事は御存じないのか、先を急いで通過して行った。
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鎖場下、北側の谷(昨年確認した花場)にも咲いていた。蕾もある。
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セドの沢左俣源頭の崩壊地を過ぎ、政次郎の頭で休憩。ここが本日の最高点。書策新道を登って来たという御夫婦は10年越しで訪問し、今年初めて花を見たと感激していたが、行者ケ岳の花場は、情報だけで十分と政次郎尾根を下りて行かれた。
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政次郎尾根上部から行者ケ岳を見つつ下山開始。
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山ノ神の調子が良くなく、休み休みの亀さん下山。中間付近の桧林の中で休んでいると左手に大きな鳥の影。立ち木を避けるためか、翼を少し傾けた際の羽の色が美しかった。大きさはトンビより一回り以上大きい。音も無く超低空で林間を滑空して行く姿は感動的であった。山ノ神に慌てて教えたが、日除け帽子の彼女は見ることが出来なかった。勿論、残念ながら写真は無い。おそらく熊鷹だろう。先に巣が無いか捜しつつ歩いたが何も見つからなかった。亀さん達は何とか13時半前に下山し一息。今日は夕方から月例の同期生会。私はその幹事なのである。(同期生会も予定通り終わりました)