秩父御岳山・鳥も渡るかあの山越えて

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立夏が2日前に過ぎた夏日の母の日、山ノ神を山へ誘ったが、花粉症が治まらず一人旅。草鞋をはいた先は武州の奥にある秩父、御岳山。標高1080mは奥多摩の御岳山と大差なし。駅から歩いて累積標高差約900mの山だ。
 ●場 所:秩父・御岳山
 ●時 期:平成23年5月8日(日)
 ●同行者:単独
 ●時 程:三峰口駅 1030、強石 1100、杉ノ峠 1155-1210、
     秩父御岳頂上 1305-1310、古池分岐 1325、三峰口駅 1435

快速急行・池袋発0805で出発。今日は飯能を素通りし直路秩父路へ。電車到着が若干遅れ、歩き始めは10時半。荒川右岸の車道を歩き、川を渡って強石集落へ。今日は陽射しも強く暑い。強石集落の中を登り、林道と別れて登山道に入る。急な植林帯の登りが続いたが、稜線まで頑張り、祠のある杉ノ峠で初休憩。ここが昼飯場所となった。ここまでの登りで大汗をかいたが、稜線を抜ける風は強く寒いくらいだ。食事が終ると早々に出発した。尾根道はここから標高差200m+であるが、小さな起伏がある。送電線が越えるピーク辺りは伐採路が縦横に走り、落ち着かない。ふと見つけた春竜胆らしき小さな花がせめてもの救いであった。秩父御岳の事を切腹山と誰かのブログに書いてあったが、当にその通り。せまくなった尾根にはツツジや桜が目立つが、既に大部分が咲き終っっている。稜線を登った所が頂上かと思ったら本物はその先であった。ここで今日初めての登山者に遭遇、その後2組に出会った。狭い頂上には小さな祠があり、その裏に日影躑躅が咲いていた。眺望は素晴らしく、両神山甲武信岳、和名倉山と云った埼玉の主要な山が一望だ。誰も居ない為、自動で記念撮影を試みたが風でカメラが吹き飛ばされ危うく壊す所であった。山頂も早々に退去し、少し下った何処か良い所で休憩しようと思ったが、その良い所が全く見つからず、40分近く下った道端でやっと休憩を取った。自然林の明るい場所であったが、何故か危険立入禁止の表示。害獣駆除の罠でも仕掛けてあるかと注意したが見当たら無かった。休憩後暫く行くと駅を見降ろす展望岩に出会い、ここから麓の集落までは直ぐであった。車道歩きは暑く、駅で缶ビールを捜したが自販機なしとの事、向かいの土産物屋で高い缶ビールを購入したが、ささやかな現地貢献と納得し喉を潤す。電車で家まで3時間強。今日は約4時間の歩行であったが、往復には約6時間半を要した。鳥も渡るかあの山越えて~~の、秩父はやはり遠い・・と実感した。