秋山二十六夜山から雛鶴峠、静かな山旅

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

月待ちの山として知られる二十六夜山は、我家の家族登山に手頃な山として気にかかる存在であった。今回は秋山郷の浜沢から登り、二十六夜山を往復した後、棚ノ入山を経て雛鶴峠に到り、浜沢へ戻る計画である。然し凍結等、最悪の場合は二十六夜山から尾崎に下山。絶好調の場合は途中赤鞍ケ岳も往復すると云う変幻自在、節操の無い腹案も考えていた。
 ●場 所:道志山地・秋山二十六夜
 ●時 期:平成23年1月22日(土)
 ●同行者:山ノ神
 ●時 程:浜沢 0835、C920峰 0940-0950、二十六夜山 1020-1040、
     明星平 1105、三日月峠 1130、棚ノ入山 1240-1250、
     日向舟 1340-1350、雛鶴峠 1405、浜沢 1500
朝の中央道は順調で1時間20分で登山口・浜沢へ到着した。運動公園の駐車場に駐車。結構広く、手洗いもある。隣のプールはカチンカチンに凍結しており、気温を見ると-2℃であった。歩きだし、キャンプ場、別荘地を抜けると急坂の開始。小汗を感じた頃東屋があり上着を1枚脱ぐ。再び急坂となり、山ノ神から恨み節が出始める(あな恐ろしや)。露岩がある所から少し上、920m等高線のピークからは絶好の展望が得られ、北岳バットレスもクッキリ見える。今年の大菩薩には、雪が余り無い様だ。ここで第1食事。少し下った所は赤鞍ケ岳への分岐点になっており、明星平と記してあった。5万の地形図ではここから二十六夜山頂までユッタリ歩けそうな感じであったが、結構な上下が待ち受けていた。到着した山頂は樹林の中。落葉樹の為、奥多摩の大岳や御前山が見え隠れするが展望は今一。第2食事を採って出発。途中立派な踏み跡が尾根の南側を巻いていたが、これを無視し、先程の明星平まで下り、巻道に入った。所がこの巻道が荒れており廃道状態。尾根に出た三日月峠には立派な尾根道が二十六夜山方向から伸びていた。(分岐点に表示は無かったが此方が正規の道であろう。30分近いロスをしたように思う)尾根に出ると道が良くなり時々展望も開ける。二十六夜山を振り返ったり、リニアモーターカーの工事現場を見ながら第3食事。その後急な登りの後、棚ノ入山に到着。ここは1117mで今回の最高地点。山頂表示は独立標高点の位置では無く、サンショ平と呼ばれる西端に立っていた。既に昼過ぎで、未だ先もある為、赤鞍往復は断念(最初から行く気は無かったのではと言われると返事に窮するが・・)と云う事で西へ向かう。富士山は前方の山の間から頭だけを覗かせている。赤石、悪沢も靄の中に確認できた。どんどん下り、尾根道が北に向かって急降下した後は最後の登り、927mと云う日向舟だ。山ノ神を激励し、ギアを下りから登りに切り替えてもらう。頂上の西側の展望が良い所で小休止を取ると左下にリニアの車庫らしい建物が見下ろせた。リニアが開通した折にはリニアと富士を眺める絶景ポイントとして人気を博するのかもしれない。雛鶴峠からは右手、送電線監視道兼務らしい道を下ると、塞がれた旧トンネル入口に出た。ここから旧道を歩き、新道に出ると間も無く雛鶴神社。正面の二十六夜山辺りを眺め乍歩くと、浜沢の運動場に到着した。二十六夜山では4組の登山者に出会ったものの、その後は全く人に合わず、今回も静かな山旅であった。