北鎌尾根(3)東鎌尾根を下る

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【第3日】8月2日(東鎌尾根を下る)
 ●目的地:燕岳(燕山荘)
 ●時 程:槍岳山荘 0620、水俣乗越 1510-1520、ヒュッテ西岳 0920-0930、
     西岳 0940、赤岩岳 1050、大天井ヒュッテ1166-1255、切通岩 1340、
     燕山荘 1550

第3日も朝から好天気。北アルプス北部の山々がズラリと並び壮観であるが、私の視線の先にあるのは北鎌独標と大槍だけ。昨日の縦走ではガスで見えなかった北鎌の各ピークの状況が手に取るように判る。ここ東鎌も鎌尾根と名付けるだけあって油断は出来ない。水俣乗越からは槍沢へ下る路の他に天上沢へ下る明瞭なトレースがあった。再挑戦の機会があればこのコースも悪くないかもしれない。西岳は絶好の展望台。北鎌を眺めながら歩き、歩くうちに大天井ヒュッテに着いた感じである。小屋番さんに無事縦走を終えた事と残雪が無かった事を伝え、約1時間の大休止をとった。ここでビールといきたい所であったが、何とか堪え、燕岳へ向かった。天気は崩れる事無く常に大槍と北鎌が視線に入っていたが、日焼けは酷く、腕は真っ黒になった。燕山荘での宿泊は3人の相部屋で、ゆっくり寛ぐ事が出来た。因みに夕食時隣席であった老(失礼)婦人はかなり我儘な人であったが話してみると中々面白い人で、ホルンの演奏会が始まる前迄話してしまった。後で聞くと、有名な女性登山家であった様だ。