北鎌尾根(4完)東沢乗越から下山

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【第4日】8月3日(東沢乗越から下山)
 ●目的地:中房温泉
 ●時 程:燕山荘 0630、燕岳 0700-0705、東沢乗越 0830-0845、
      ブナ平 1030、中房温泉 1120

燕山荘の夜は快適に眠れた。朝、目覚めた頃は深い霧の中であったが日の出と共に次第に晴れ上がり絶好の下山日和。東沢経路は荒れて通行注意と小屋受付に表示されていた為、荒天時は合戦尾根と思ったが、予定通り東沢乗越経由に決定した。燕岳には多くの登山者がいたが、往復登山の為、空身である。荷物を背負った登山者は殆どいない。北燕岳を過ぎると急に辺りが静かになり、乗越の向こうに中沢岳の鋭峰が見える。乗越へはお花畑の後樹林の中を下る。乗越で餓鬼岳へ向かう先行者に追いつき暫し休憩。中房温泉への下山路は高い草付の急な斜面で下りづらい。何と無く山親父が好みそうな雰囲気であるが熊避けの鈴は持ち合わせていなかった。右からの沢音が近づくと沢床の路となり、渡渉点となったが、足を濡らさず飛び石伝いに渡れた。ここでは手頃な棒を拾って杖としたが、大いに役に立った。(渡河地点はこの後本流だけで9ヶ所あり、北海道日高での山歩きを思い起こさせた。また猿の群れと出会ったが大きな荷物と長い棒は猿達に対する自然の威嚇となった様だ)下山路は谷を渡りながら左岸を高巻くように登り、パイプで出来た吊橋を渡り右岸に出ると程無く中房温泉に到着した。平日の所為か登山初日の様な駐車渋滞は見られなかった。
何れにせよ、4日間天候に恵まれ念願の北鎌尾根縦走を終え、無事下山出来た事を感謝したい。