ホタル飛び交う湧水の水辺

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5月の末、久しぶりに熊本を訪れた。泊まりは水前寺公園の近く。この辺りは阿蘇の伏流水が諸処湧き出し、一大湧水地帯となっている。子供達が小さかった頃、時々ここへ連れてきて遊んだ所だ。初めてカヌーを浮かべたのもここである。懐かしくて江津湖への遊歩道を歩いてみた。底まで見える流れの中には梅花藻がユラユラ揺れて、小魚が泳ぎまわり、青鷺が彫像のように固まったまま魚を狙っている。少し小型の五位鷺は反対に忙しく動き周り落ち着きがない。翡翠が善く現れる絶好の撮影スポットがあったが、当日は子供達の水遊び場となり家族連れが小魚やザリガニ捕りに興じていた。中には鰻を捕った親子もいた。
夕方、再度遊歩道を訪れると水面に点滅する仄かな光、蛍が飛び交っている。爺ちゃんに蛍を捕ってもらい大喜びで家路に戻る幼子の姿が可愛らしい。蛍では阿蘇山麓の旭志村が有名であるが、口蹄疫病の影響を避ける為、村の蛍祭りが中止になったと云う話である。
今年は寒暖の差が激しく、例年より雪解けも遅い様だが、熊本の湧水の水辺には夏が来ていた。