八ヶ岳・峰の松目~天狗岳(2)

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(続き)夏沢峠への下降路の先には次の目的地・天狗岳の双耳峰が遠く見える。峠には2件の小屋が並んで建っているが、既に営業を終り閉っていた。ここで第2食事。出発は13時。天狗往復~下山には3時間以上懸かるが、山ノ神が元気な為、予定どうり天狗に向かった。箕冠山への緩やかな樹林の道は歩き易く思ったより捗る。根石岳の南斜面には駒草の枯れた葉があった。早い時期に来れば素晴らしい群生地なのだろう。小屋は尾根の西側であった為、寄らずに通過したが、水場の表示が気にかかり確認しておくべきだったと思う。稜線を歩く人も無くなり、白砂青松の尾根道をゆっくり登る。樹海の中の緑池や稲子岳の岩壁も素晴らしい。佐久側には時々小さな雲が行き来していたが、頂上間近で幸運にもブロッケンを観る事が出来た(山ノ神にとっては会津駒以来2度目)。天狗の頂上では休まず、トンボ帰りの心算だったが、穏やかで素晴らしい眺めに釣られ暫し休息。子供達が小さかった頃の思い出に耽ったりした。既に14時半、目の前の西天狗は後日御挨拶することにし往路を引き返す。秋の夕日は釣瓶落とし、時間との勝負である。オーレン小屋で硫黄岳、峰の松目を眺めて一本入れた後は桜平まで一目散に下りた。登山口・桜平到着は16時10分。夕日が色付いた落葉松に当たり輝きを増していた。今朝、入山した時は山鳥(雉の一種)が出迎えてくれたが、帰りの見送りは鹿の群れ、八ヶ岳は良い山である。