丹沢、孟秋の花見・サガミジョーローホトトギス

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相模上臈不如帰(サガミジョウロウホトトギス)は黄色のホタルブクロの様な形をしたホトトギスで、相模(神奈川)の固有種と聞いている。初めて花を観たのが平成17年9月3日。都合で来られなかった昨年を除き9月の楽しみにしていた。最盛期は中頃、少し早い気もしたが事後の予定もある為仕方がない。
書策新道を登り、政次郎尾根を下る一番軽易なコースを選択した。
 ●場 所:丹沢・行者ケ岳
 ●時 期:平成21年9月10日(木)
 ●同行者:山ノ神
 ●時 程:戸沢出合0920、本谷横断点1010-1025、
      セドの沢横断点1050-1140、書策小屋1210-1225、
      行者鎖場1325-1330、戸沢出合1405
戸沢出合を出発、天気は良く稜線の上の方まで見えている。書策新道入口には黄色テープで危険立ち入り禁止の表示があったが、自己責任で入る。本谷を横断する手前に崩壊した場所があるのは承知なので、取敢えず行くことにした。確かに以前より崩壊が進んでいる場所があり、安易に入るのは危険かもしれない。本谷横断地点は整備され良くなっている。ここで休憩、逆コースのグループに出会い情報収集。左岸にあったという花の写真を見せてもらう。本谷から約30分でセドの沢横断点到着、まず手前の枝沢をチェック。残念ながら蕾。8m滝下は蕾と聞いていた為今回は省略。左岸に注目。踏み跡を目線で辿るとあった!岩の上に数株咲いている。岩角、木の根を掴んで登り、片手撮影で10枚近く撮影。今日に限って補助ロープを忘れている。(帰ってガックリ、全てブレていた)。鉱山跡には1株。遠かったがズームでゲット。天気が妖しくなってきた為、先を急ぐ。壊れた書策小屋の前で休憩。富士山御中道で撮れなかった富士薊が立派に咲いていた。この間、行者ケ岳の鎖場にも相模上臈があることを聞き知った為、鎖場に行ってみる。キレットの北側下に咲いていた。これが一番前に載せた写真である。山ノ神を政次郎尾根分岐に待たせておいたので急ぎ戻り、尾根を下る。途中で変わった薊を見かけ写真に収めながら出合に到着した。今回は蛭に吸われることも無く、本当の無事下山であった。