奥多摩・熊倉沢右俣遡行

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関東に接近した台風11号が通過した直後、台風一過の好天を期待して奥多摩に出かけた。場所は近場の沢、熊倉沢。この沢は南秋川水系で左俣と右俣があり、右俣は更に左沢、右沢に分かれる。今回は右沢を遡行し浅間峠へ出た後、左沢を下る予定である。(装備は軽量化の為、スワミベルトと8環、20m補助ロープ等とした)

 ●場 所:奥多摩・熊倉沢右俣
 ●時 期:平成21年9月1日(火)
 ●同行者:単独
 ●時 程:駐車スペース 0935、二股1000、10m滝1035、浅間峠1100-1125、
      栗坂峠標識1135、左沢沢筋1150、駐車スペース1235

心配した台風の影響は少なく、沢の水量も少ない。前回塞がっていた熊倉林道も通過出来、終点まで車で入った。然し好時魔多し。停止した我が車に大きな虫が次々に特攻攻撃。初め、スズメバチの巣を踏みつぶしたかと思ったが、何と虻の大群だ。車内で遡行準備をし待機。暫く様子を観たが攻撃は中々止まない。意を決し、外へ飛び出すと虻は追ってこない。(白い車を牛と間違えたのか?そんな馬鹿な!)でも、兎に角これで遡行が出来る(ホ!)。谷は苔むし倒木と蜘蛛の巣で鬱陶しい。途中で出会ったのは蛇2匹とガマ2匹。18mの陸軍滝を巻いた後は幾分スッキリし、沢らしくなった。5mCS滝はツルツルで古いハーケン+スリングが『掴んでくれ』と懸かっていた。一応強度チェックはしたが、10Cm上に横利きのガバを見つけ通過。後は快適。右沢の詰めは藪こぎ無しで浅間峠の吾妻屋に飛び出した。休日は結構にぎわう浅間峠も今日は独占状態。休憩の後、熊倉山方向に稜線を辿り、2本目の標識(+栗沢峠の表示)が気になり、辿ってみることにした。(右沢と左沢の中間尾根を下る踏み跡は1本目の標識から下っている)踏み跡は次第に明瞭になり、広い尾根を下り、植林帯を斜めに横切り左沢の沢床に降り立った。後は左沢を下るだけ。脆い岩に注意しつつクライムダウン。最後の4m滝は小振りであったが、確りシャワーを浴びてしまった。やがて先程通過した二股が現れ、薮沢歩きの後、白い牛を発見、今日の沢歩きを終了した。