秋の白峰3山・ピークハンティング(3完)

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第3日〔農鳥・広河内を越えて白河内往復、大門沢へ〕
 農鳥小屋の夜は寝付かれなかった。朝食は余った食料の消化。4時半に起き、外へ出てお湯を沸かす。真っ暗な中、ヘッドランプに写る雨の為小屋へ退避。0515出発。雨着の下だけ着けて歩き出したが直に上着も着用。今日は白峰南嶺最南端の2800m峰である白河内岳(2813m)を往復する日であるが、朝の天候にガッカリ。最低限手前の広河内岳(2895m)を往復しようと西農鳥岳への途中で2人に先行。雨の中で何も見えなかったが、農鳥を過ぎた頃、時々霧雨が一瞬吹き飛ぶようになってきた。0700大門沢への下降点に到着。白河内岳往復を試すことに決め、サブザックに必要なものを詰め替える。当初の取り決めと違うが、メモを残し出発。誰もいない広河内山頂からは慎重に東へ歩き出す。踏み跡は確りしており、どこでも歩ける状況なので思ったより快適。大籠岳付近の這松帯で若干判り辛いところがあったが、ケルンが白河内岳山頂へ導いてくれた。(広河内から1時間45分であった。)東海パルプが作成した真新しい標識が山頂であることを誇示していた。ここまで来ると、農鳥岳より塩見岳のほうが近い。笹山(黒河内岳)を覗いた後、天候が変わらぬうちに往路を戻った。足元にはガンコウランの実がたくさん在り、時々摘んでは甘酸っぱい感触を味わった(写真を忘れてしまったのが残念)。広河内岳は南から見ると立派である。山頂で、転付峠まで縦走する単独行の猛者に会い、記録写真をお願いした。今夜のテン場は笹山の先、水10Lを担いでいるとのことであった。(高さんの1839峰を思い起こす)大門沢側には雲が渦巻いている為、足早に広河内を後にし、分岐には1200到着
(丁度4時間45分)。残置したザックに差し入れてくれたフルーツゼリーを有難く頂き、大門沢へ。小屋までは1時間40分で下ったが、予定どうり宿泊。(奈良田へ下る旨の伝言が小屋番に伝えられていた)
第4日〔大門沢小屋から奈良田へ下山〕
 大門沢の夜は良く眠れた。食料はパンが2個。0550出発。既に多くの人が下山している。若い衆2人が躊躇していたので、横をすり抜け先行させて貰ったが、これが大失敗。崩壊地で踏み跡は新しいが確りしている。が、なんと対岸に立派な路が着いているではないか。靴を脱いで大門沢を渡渉する羽目になった。後は谷沿いにどんどん下ったが、結構歩き甲斐がある。3つ目の吊橋の先から車道となり、0800発電所に到着。広河原経由芦安へ戻る下山者がバスに乗り込んでいる処であった。後はバス路を20分くらい。アーチ橋の直前で木元の車に迎えられ、今回の登山を終了した(0810)。その後、温泉で汗を流し、渋滞の無い中央道を東京へ戻った。
 今回は、4つのトッピングを準備したが、小太郎山を除く他の3箇所を登ることが出来、充実した山行であった。