日高・1839峰

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【第4】平成14年8月16~18日、職場のIさんと2人で中日高の1839峰に登った。1839峰は実標高1842m。日高の主稜線から西に位置し十勝平野から見えないためか、中日高の最高峰であるにもかかわらず名無しの権ベーで、計測標高がそのまま山名として使われている。登山コースは十勝側で、札内川の林道からまず主稜線上のコイカクシュサツナイ岳に登り、ヤオロマップ岳まで縦走、ここから支尾根を西に進み、最高点1839峰に登るというものだ。今回はコイカクにテント上げ2泊。ここから1839峰を往復した。日高登山の定番どうり、沢歩きから始まり根曲竹が繁茂した急な尾根の直登となったが、テントと水を担いだ身には応えた。コイカクの山頂に着いたときはほっとしたが、テントを張るスペースがない。先行者のテント2張りで山頂は一杯である。仕方なく暫く歩くと。南側の小ピーク上に空き地を発見。ここに我々のテントを張った。今回はそれぞれ個室で快眠。翌日は朝から快晴。目指す1839峰が稜線の右手に聳えている。このコース、標高差はたいしたことはないが、這松の生え方が半端じゃない。松を漕ぐうちに足は鞭で打たれる。ヤオロマップからは100mくらい下り、またそれくらい登る感じで(地図上)すぐにでも手が届きそうな所に1839峰が見えている。然しながら地図上は標高差の無い平らな(はずの)稜線がとんでもない曲者で、小さな上り下りの連続、更に這松密度は濃くなり大汗を掻いて山頂に到着した。然し気分は爽快。念願の1839峰に登った満足感で一杯であった。今回、水は夫々6L持参(私の場合、このうち1.5Lは般若湯)したが、思ったより水を使い。相棒のIさんは水筒がほぼ空になってしまった。このためヤオロマップの十勝側にあるという水場まで下りて給水をした。40度近い斜面を潅木に掴まりながら下り、僅かに流れる沢水を充填。水場への斜面は熊による掘り返しのため段々畑状になっており、これを活用して稜線への上り下りに使った。所要時間は約1時間半。十勝側から雲が静かに上り始め、ヤオロマップとコイカクの間のコル(ヤオロの窓)ではブロッケンを見ることが出来た。テントに戻った後祝杯を上げ、明日の好天を祈りつつ就寝。翌日は生憎の雨で、滑りやすい急坂を転がるようにして下り、無事下界へ戻ることが出来た。(隣にテントを張ったグループは1人2泊で10Lの水を持ち上げたとのことであった)