日高・幌尻岳

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北海道から関東に戻って6年目。記憶は次第に無くなって来るが、写真を見ると不思議に想い起こされるものだ。撮った写真の一部をスキャナーでパソコンに取り入れていたので、『北海道の思い出』と銘打ち、山行記録の合間を縫ってブログに載せたいと思う。

【第1】平成13年8月18日~20日、単身赴任中の我が家へ山ノ神が東京から降臨。今回は日高の盟主、幌尻岳に行くこととした。通常のルートは日高町から額平川を遡行するのだが、雨で増水し閉じ込められるリスクを考え、人気は無いが、確実な新冠コースを取ることとした。初日と3日目は片道6時間の林道歩きに終始、単調であったが殆ど誰も居ない不気味な静寂を味会うことが出来た。額平ルートは小屋に入れないくらい多くの人が押し寄せると聞いていたため、こちらもそれなりの人が来るものと思い、天幕持参で行ったのだが・・・。誰も居ない・・・。大きな熊の糞だけが歓迎の御挨拶をしてくれた。本当に我々2人だけかと寂しい思いをしていると御夫婦が幌尻から下山。また某大学の先生が1人、軽自動車で到着。学術調査で特別の許可を貰っているとのことであった???。が、岩魚1匹とビールで買収され詮索もせず了解した。夜はガランとした山小屋で思い思いに寝たが、ねずみが顔の上を走りぬけたのには参った。無礼なネズミである。おまけに上からぶら下げたカップ麺を1つ食い散らかされていた。翌日は3人とも下山。我々2人は幌尻に向かった。急な斜面をどんどん登っていくと美味しい水があり一息入れられた。山頂近くで額平コースに合流。多くの登山者に遭遇し、まるで嘘の様。山頂では絶好の天気、上空を鷹が数羽、優雅に舞っていた。時間が少しあったため北の肩まで下り、七ツ沼カールを見下ろした。絶景であったが沼は涸れていた。次回はここに天幕を張りたいものだ。再び幌尻に登り返し、小屋へ下山。誰も入山者は無く、心細さ120%。薪割り用の斧を小屋に持ち込み2階で就寝した。3日目も良い天気。入山者に会うことも無く、林道を歩き続け無事下山。海岸近くの牧場公園で馬を見て帰路に着いた。