瑞牆山・大ヤスリ岩(2)

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(続き)20日朝は0530起床。車の中での一夜であったがフロントガラスは寒さで凍結していた。朝食の後、登山口である瑞牆山荘へ向かったが、駐車場は満杯状態。好天、紅葉、百名山と来ればこの人出も仕方がないのかも。0730に出発し、登山者の群れに混じって登ること約2時間、山頂真近の大ヤスリ岩取り付け点に到着したのは0930頃であった。大きな荷物をここに残置し、軽く食事をした後、登攀準備。既に先行パーティーがいたが、昼食をとると言う事で順番を譲って頂いた。1000頃出発。1ピッチ目はナイフピークのクラック左からスタートし、右にトラバースしてチムニーに入り、又左のフェースに出て直上し、再度チムニーに戻った後、そのまま上へ抜けるというルートであった。トラバース部分が結構いやらしく、フリーでギリギリの登りであったが、本来はA1ルート、無理して頑張る必要は無かったのかもしれない。2ピッチ目は岩の間の庭園のような所からスタートし、比較的簡単な登りであったが、終了点大テラスに出る直前が高さ約4~5mの幅広チムニー。両手両足を広げてスリル満点。最後は片側のスリングを掴み、倒れこむようにテラスに到着した。3ピッチ目が本日のハイライト。約40mといわれる垂直のスラブに打ち込まれたボルトにアブミを掛けて登る。Kさんがトップで登り、上りやすいように要所にスリングの補強をしてくれたが、それでも遠いピンが多く、セカンドながら上に着いた時はかなりの消耗であった。直ぐ近くに聳える瑞牆山本峰は人の山で、
我々は格好の見物材料。時々、がんばれという激励の声が山頂から飛んできたが・・・、頑張っていました・・・小生は最後のOさんの登攀をビレイ。4人全員が岩に上がった頃には良い時間となっていた。風は思ったほど無く、絶好の天気。遠く北アルプスの一部も白いものをつけていた。小生はザックに食料と水を入れていたため、岩の上で4分割。登頂をお互いに喜び合った。頂での眺めを楽しんでいる間、次の組も上がってきたため、すれ違うように懸垂下降で下の大テラスまで下り、更に懸垂で登山道近くに出て、取り付き点へ戻った。奈良から来たOさんは瑞牆山に登ったことが無いということで、山頂往復の後、取り付きに戻ってきた。取り付を出たのは1430頃であったが、途中の岩を眺めながらユックリと下り、登山口に辿り着いたのは1630。増富ノ湯で汗を流しKさんの車で帰京。途中渋滞25kmとなったが、思ったより早く新宿に到着し、2250帰宅した。(写真が重たいため写真のみ続く)