瑞牆山・大ヤスリ岩(1)

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10月20~21日、千畳敷の紅葉見物とオケラクラックを登りたくて、ツェルマットAS主催の宝剣岳中央稜山行に参加した。今回の参加者は師範のKさんを含め総勢4名。0800新宿南口に集まったのは小生だけ。他は山梨のKoさん、奈良のOさんで夫々現地集合。昨日の雨が嘘の様な好天であったが、中央道は渋滞20Km。今回は瑞牆周辺の岩場で事前訓練をした後、下にテントを張り日帰りで中央稜を登る予定。Koさんとの待ち合わせ場所、韮崎IC到着予定である1000、やっと笹子を通過。トイレ休憩中、中央道を西進中のOさんから電話が入り中央アルプスは10Cmの降雪で稜線は真っ白との連絡が入る。(目的地変更の兆し。)事前訓練なしで直接現地入りする予定であったOさんも韮崎に向かってもらうことになり全員が揃ったのが1130であった。(目的地変更の可能性70%大ヤスリ岩。)
今日は師範のKさん手造り(中?)の岩場、鯨石に行く事となった。現地はスラブと若干ハングした斜めクラックの岩。ボルト等の人工支点はまだ無いため、それぞれに上の立木からトップロープをかけ登ってみる。スラブは昨日の雨でビシャビシャ、簡単そうで水と苔と泥でベチャベチャ、難渋する。泥を木の枝でこそぎ、苔をブラシで落し、テンションを掛けながらの登りであったが。2回目はやる気がせず、左の斜めクラックへ。ここもトップロープでトライする。ホールドは結構良いが足がツルツル。乾燥木耳の様なタイ類がビッシリ張り付いている。何とか登った後はブラシで清掃。大分良くなって来た。2回目のトライは上から下げたスリングとエイリアンでアブミ訓練。3回目はKさんに続きエイリアンを差し込みながらリード。初めてのナチュプロ体験であった。時間は1600近くなってきたため練習を止め、ロープを回収した後、増富温泉に戻った。(この時点で目的地は完全に変更、オケラ取りは諦める。)増富の食堂では地元で取れた茸の下ろしあえ、馬刺、天麩羅等で酒が進み、お開きとなったのは2100近く。風呂に入る時間はとっくに過ぎていた。今日のクラックは師範のKさんも初めてであった為、名前をつけることになり、最後に小生が特別注文した新メニュウに因み、『茸茶漬』で行くことになった。外へ出ると満天の星。明日も好天であることを確信し、眠りに就く。(続く)