針ノ木岳~爺ケ岳縦走(3)

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(続き)2日目、雲は多いが、槍まで見渡せる良好な視程に気を良くし、0625出発。すぐに急登となり、足元に昨夜の宿と蓮華へ続く道が見える。針ノ木山頂までは晴れ間が出たかと思うと又雲の中、と目まぐるしく天気が変わる。出発してから丁度1時間、0725に山頂に到着。ミヤマオダマキやイワオウギから初御挨拶を受ける。昨日蓮華岳で出会った若者グループとも山頂で出会った為写真撮影交換。0740、山頂を後にし、姿が見えないスバリ岳へ向かう。途中小さな登り下りを繰り返しながら、スバリ岳、赤沢岳、鳴沢岳と高度を逐次下げて行くが、夫々の山毎に違った花が見られ、興味が尽きない。スバリ岳は0825通過。赤沢岳1020到着。途中、晴れ間が姿を消し、山頂での休憩はやや寒い状況であったが、ここ赤沢岳では再び晴れ間が顔を出し、足元に黒部湖、西には立山の山腹と黒部ルートのロープウエイを見ることが出来た。立山の雪渓はさすがに大きい。剣沢の雪渓を探すと、それらしきものが雲の合間に見られたが、立山・剣の山頂は残念ながら顔を出してくれなかった。赤沢岳を1040出発、途中石楠花の群生地等を通過しながら、1215、新越山荘に到着。ここでお茶を沸かし昼飯。昨日余らせた握り飯に茶漬けの素をかけた『握り茶漬』は中々の物であった。あまりのんびりも出来ず1300新越山荘出発、今夜の宿、種池小屋に向かった。稜線の西側には厳冬期の雪庇の凄さを彷彿とさせる残雪が帯状に残り、白根葵や猩猩袴等、花季を過ぎたものを見ることが出来たのは、嬉しい限りであった。(続く)