すっかり焼が回った、焼額山

スキーで遊んだことがある焼額山。山頂に小さな池と湿原があるとの事で、山の神を誘って誘って出かけてみた。当初は一之瀬付近から往復を考えていたが、奥志賀高原まで横断した後、バスを利用して戻れることが判り、こちらに変更。約3時間の行程である為、下山後笠ヶ岳にも立ち寄る心算で出かけた。天気予報は終日晴れで、絶好の登山日和。
●場  所:志賀高原焼額山 2009m
●時  期:平成30年8月30日(木)
●同行者:山ノ神
●時  程:プリンス西館前Ⓟ 0810、(7番鉄塔先で引き返し)プリンス西館Ⓟ 0850、
  車で移動(0850=0900)、奥志賀高原Ⓟ 0905、第2リフト上 1025-40、
  焼額頂上駅 1110、稚児池(山頂)1130、焼額頂上駅 1140-45、
  焼額三角点(第3リフト上)1200-1230、奥志賀高原Ⓟ 1310、

山に行かない孫に、炊飯器のスイッチ入れを託して茅野を出たのは5時半、大門街道、信越道を順調に走り、志賀高原一之瀬地区まで2時間半。駐車場所を探しているうちにプリンス西館前に作業の小型トラックが停車するのを確認。隣に駐車させてもらい、登山準備。山頂までは1時間半の行程で、スキー場の中を進むようなのでスキーコース沿いに左手の尾根を目指す。指導標が何もないのが気掛かり。スキーコースは急斜面を登って行くが踏み跡が無く背丈ほどの濡れた草で覆われている。戻ってリフト下の点検道を登ってみたが7番鉄塔先で沢を横切っている為、撤退に決めた。持参した拡大地形図にはプリンス西館が載っておらず、道路も違っている様なので、車で奥志賀高原へ転進。
結局、奥志賀からの往復となり、焼額山には登ったものの、迷い時間と突然の雨により、笠ヶ岳登山は、後日のお預けとなった。奥志賀からのコースは殆どが車道で興ざめであったが、浅黄斑が乱舞し、秋の花が咲き競う様は素晴らしかった。
プリンス西館前の大きな空き地に駐車。
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廃墟の様な西館裏を抜け、スキーコース沿いに左手の尾根へ向かう。
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濡れた藪で詰まり、リフト下を進むがこちらも撤退。(このスキーコースは頂上へ達していないことを後から思い出す。無理やり登らずに良かった)
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志賀高原の登山口へ回り、こちらからやり直し。(標高はこちらが少し低い)
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咲き乱れるマツムシソウ。(この先にも群生地が沢山あった。)
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日向の砂利道は暑い。先ほどの放蕩でやや疲れ気味の山ノ神。ここで一服。
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ヨツバヒヨドリに纏わり付き乱舞するアサキマダラ。まだ沢山残っている。
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登山口とゲレンデを覗き込む。(植生が深く、踏み跡もない。下るのは困難)
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第3リフト脇を登る。風が涼しく、日射しも弱まってきた。
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シラヤマギク
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竜胆の群生。(奥志賀ゴンドラも合わさるこの辺は一寸した湿原。)
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ヤナギランが残っていた。(リフトの頂上駅付近)
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スキーの連絡道を巻くと本来登る筈であった一之瀬からの登山道に合流。
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木道を進むと山上の別天地へ到着。ヤンマが飛び交う姿に山ノ神が興奮。
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西側の湿原を回り廻り込むとリフトの山頂駅は直ぐそこ。昼食を食べようとしたら雨が降りだしたので、一目散に下山開始。
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雨足が強くなったので第3リフト下り口で雨宿り。(1960m三角点はこの付近)
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雨で濡れそぼったコオニユリ
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雨は降り止まないが頂上付近が見える小降りになったので、再度下山を開始。
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自分で作ったザックカバーが蜘蛛のお尻の様。スパイダーウーマンが駆け下りる。
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爺の麦藁帽も強力な雨除けグッズ。三度笠ではないが、気分は股旅者。
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何はともあれ無事終了。然し、『すっかり焼きが回ってしまった』爺である。
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