蛭ケ岳、市原新道

丹沢・蛭ケ岳へ市原新道から登った。天気予報はバリバリの晴、気掛かりは早戸川林道が通過できるか否かと、伝道先の渡渉地点の状況。昨年6月には立派な丸木橋があったが、11月に再訪した時は全くなく、靴を脱いで冷たい沢を渡る羽目になった。下りは白馬尾根を予定。
●場  所:蛭ケ岳 1673m
●時  期:平成30年4月20日(金)
●同行者:単独
●時  程:本間橋 0655、伝道 0715、雷 平0805-10、鹿柵下部 0905-20、
   皿標識②上(約1300m)1010-20、蛭ケ岳頂上 1115-55、鬼ケ岩 1225、
   白馬尾根(約1400m)1245-55、雷平 1350-1400、伝道 1450、本間橋 1510.

家を出たのは5時15分。環7、中央道ともに順調、早戸川林道も通行可能で、本間橋駐車スペースまで1時間半で到着した。気温は11℃、念のため足回りに塩水を吹きかける。次の懸念事項は渡渉点、雷滝までは沢を歩く積りで、沢靴を持参した。ズボンもジャージー先行者は沢装備の単独行の方、原小屋沢方面に入るらしい。
今回は、友人のPSさんの強い要求により地図を掲載した。地図は、購入した五万分一地形図で、蛭ケ岳山頂が、津久井町に属するという歴史的な文献であります。
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作業小屋先の巻道。新しくなった杣道に渡渉点への期待が膨らむ。
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第1渡渉点を見下ろす地点。丸木橋があった!その先、雷平迄立派にありました。
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雷平付近の原小屋沢。左岸へは流木で渡る。小さい方は乗ると沈んだ。
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大石の滝?付近左岸の巻道。
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雷滝を目指して更に左岸を行くと対岸にテープ。後方50mくらいに丸木橋があった。
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橋を渡らず大岩を跳んで右岸に戻った。(沢靴はザックの肥やし)
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初めてお目にかかる雷滝。15mとの事だが滝壺に水を湛え、なかなか立派。少し戻って、左手のルンゼ状のところを登ると滝上へ抜けた。
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雷滝落ち口。ここから市原新道の急登が始まる。
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皿の標識以降、杉林防護の鹿柵が出現。鹿柵沿い緩々地面の嫌な急登が続く。
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山毛欅の間から榛の木丸を望む辺りで3度目の小休止。皿標識②発見。
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帰路に使う白馬尾根と鬼ケ岩。今日は身体がいやに重く、息切れもする。
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青花のキクザキイチゲ(菊咲一華)。山頂直下は満開。 イメージ 13

振り返ると姫次から袖平山への稜線が低く見える。
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4時間半近くかかってやっと辿り着いた蛭ケ岳山頂。今まで一番キツイ蛭だった。
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蛭ケ岳頂上からの富士山。春霞か杉花粉の所為か、チョット見えずらいのが残念。
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朝、お話をした沢登りの方と会合。凄い健脚だ。Tantanmameさん、ワンダラーabuは暫く丹沢を離れますが、またお会いしましょう。写真有難うございました。
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丹沢山、塔ケ岳を見ながら白馬尾根下降の出発点・鬼ケ岩へ向かう。
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白花のキクザキイチゲ。木道脇の背の低い笹の中に沢山咲いている。
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鬼ケ岩から見返す蛭ケ岳。南向きの岩場には小岩桜が咲き始めていた。
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白馬尾根のキクザキイチゲ。ピンクに見えたのだが・・薄紫かな。
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花を開こうとしているキクザキイチゲ。葉が良く見えたので一枚撮影。
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白馬尾根上部の踏み跡。下の急斜面で一寸不明瞭になるが、概ね判り易い。
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雷平で一息。今日は誰かがザックに乗ている様に重かったが、無事下山。感謝!
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