御室小屋から金峰山
昨年、山ノ神と共に登ろうとした金峰山の南側からのコース。山ノ神の反対で大弛峠からの往復になってしまったため、今回は一人で出かけた。御室小屋からかっての表登山道を金峰山に登り、大弛峠へ回る周回コース。だが、林道歩きをカットするため、大弛峠に車をデポ、登山口まで自転車で下ることにした。
●時 期:平成27年7月26日(日)
●同行者:単独
●時 程:アコウ平 0845、荒川渡渉点 0910、御室小屋 0935-0945、
片手回し岩 1015、第2ザレ場上 1035-1045、露岩地帯 1110、
朝日岳東肩 1325-1330、大弛峠 1410-1015、駐車地点 1430、
家を出たのは5時半。車は多くなってきたが、何とか渋滞になる前に東京を脱出することが出来た。大弛峠への道もガラガラであったが峠に近づくと路肩は駐車車両で満杯。登山者の群に相当遅れ、おっとり刀で駆け付けたことが判った。峠の1km下まで戻り路肩に車を置き、自転車を引っ張り出してアコウ土場まで15分掛けて慎重に下った。土場には車が一台。甲斐犬を連れた御夫婦で、彼らは自転車を峠に置いてきたとの事。準備中であった為、私が先行した。
道は樹林の中を下り、やがてトロッコ軌道跡の水平道になった。何かの気配を感じて後ろを見ると、先ほどの甲斐犬が首紐を付けたまま足元に寄ってきて、先導?してくれる。御夫婦の姿が見えず心配になったが、渡渉点先で、このワンちゃんは行方知れずとなってしまった。
林道脇から眺めた金峰山。黄色丸は片手回し岩。これを結ぶ稜線が今日のコース。
登山口・アコウ平。気温は20℃前後で涼しい。今日このコースは2組だけかな。
水に飛び込んだワンちゃんは大はしゃぎ。渡渉時、狭いスタンスに自分も乗ろうと擦り寄ってくるので思わず苦笑。一緒に乗れないって!でも可愛い奴だった。
渡り終わって振り返った渡渉場。若干靴を濡らす程度で渡ることが出来た。
最初の梯子場に続き、濡れたスラブを鎖で確保して通過。傾斜は緩いが安全第一
鎖場からは山頂の五丈岩と片手回し岩(黄丸)が良く見える。
振り返ると富士山。今頃多くの人が登っていることだろう。日影が有難い。
梯子が2回現れた先に、片手回し岩があった。眺めるだけで横を通過。
ザレ場を横断。2回目のザレ(というよりガレ)上で休憩。喉が渇く。
西側の八幡尾根越しに南アルプスが顔を出す。石楠花の花も残っていた。
岳樺の額縁に入った南アルプス。手前には茅ケ岳も見える。山頂はもうすぐだ。
熊野大権現の御神体五丈岩より益富への尾根筋を見下ろす。岩上を独占中。
金峰山頂は人で満杯。風も弱く暑い為、木陰に避難する人も多かった。
五丈岩の岩陰は絶好の避暑地点。見知らぬ若者から五丈岩登頂おめでとうございますと祝辞を受け思わず苦笑。
団体が移動したすきを狙って山頂での記念撮影。日向は兎に角暑い。
国師岳を往復する元気もなく、持参した水1Lをきっちり飲み切って車に到着。高速道路は累計40kmの大渋滞となり、相模湖ICから一般道へ出て20時半無事帰宅。