残雪豊富な南ア・仙丈岳

蓼科山で自信を回復した山ノ神。2日後の仙丈岳登山に快く?同意してくれた。但し、山小屋泊りは嫌だと云うので日帰り周回登山のコースをとった。薮沢からカールに出て山頂を目指し、小仙丈岳を経て北沢峠へ下る計画だ。登山口からの標高差1080m。
(2年前の8月、同一コースを一人で歩いたがその時の記録は以下を参照して下さい。)
 
●場  所:南ア・仙丈岳(3032.6m)
●時  期:平成25年8月2日(金)
●同行者:山ノ神
●時  程:大平小屋 0655、大滝横稜線 0740-0750、薮沢渡河地点 1010、大滝頭分岐 0915、
      馬ノ背ヒュッテ 0925、仙丈小屋 1020-1025、仙丈岳 1050-1110、小仙丈岳 1205-1215、
      大滝ノ頭 1255-1305、北沢峠 1400、
 
戸台・仙流荘前を出る始発バスは6時5分。これに間に合わせる為、3時半に起床し、小屋出発は4時10分。バス停到着は余裕の5時20分であったが、既に長蛇の列。6時少し前から28人乗りのマイクロバスが次々に発車し、我々は5台目であった。途中下車の我々は最後に乗車し、入口付近の補助椅子に乗車した。大平小屋で下りたのは我々2人だけ。バスの運転手さんの話では今年の山は残雪が多く、薮沢からの路も通行禁止が続き、昨日やっと開かれた、との事であった。3人が先着し準備中であったが、後から来たバスは次々と通過して行った。我々も準備をして、まずは藪沢の渡河地点を目指す。
暫くは原生林の中の巻道があり、やがて急登になる。尾根に出たところが大滝の横。滝の流れが僅かに見渡せる場所であった。
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原生林の中の開豁地で鋸岳が姿を現した。この好天が一日続く事を祈る。
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薮沢の渡河地点。路が出来たおかげで、怖がりの山ノ神も難なくクリア―。
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雪渓は3つに分断され、雪渓上を歩いたのは3箇所。周りには高山植物が顔を出していた。
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振り返ると甲斐駒ケ岳が・・。この先で初めて下山者と出会う。雪渓の下山は厳しそうだ。
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馬ノ背分岐を過ぎた痩せ尾根上から山頂を眺める。まだ遠いいが、あとひと踏ん張り。
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約4時間かかったが、ついに山頂到着。3000mの山頂は涼風がそよいでいた。
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仙丈岳へ向かう尾根から仙丈岳頂上と藪沢カールを振り返る。(雪田は蓼科山から見えた)
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仙丈岳頂上で一休み。北岳の展望を期待したが、北岳頂上の雲が晴れなかった。イメージ 10
 
雄大な小仙丈カール。この後には大仙丈カールが広がっている。
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下山すると臨時バスが出て、待ち時間を2時間短縮して無事下山した。明日、東京へ戻る。
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